ポメラニアンの猿期は何ヶ月から?知っておくべき基本情報とケア方法

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ポメラニアンの顔周辺の毛が急に抜け始めたら「猿期」が到来した合図です。この記事では、ポメラニアンの猿期について詳しく解説します。

記事を読めば、猿期の適切なケア方法が分かり、簡単かつ効率的なケアができます。

猿期になると本当に猿みたいな見た目になって、「このままお猿さんのままだったらどうしよう」と思うかもしれませんが、大人になっていくにつれてちゃんと顔周りの毛も生えてくるのでご安心ください。

むしろ猿期はその時しか見れない愛犬の姿なので、たくさん写真や動画を撮って思い出を残しておくのがオススメです。

ポメラニアンの猿期とは

まずはポメラニアンの猿期の概念と期間について解説します。

猿期の概要

猿期は、ポメラニアンが子犬から成犬へと成長する過程で見られる、一時的な顔周りの毛の脱毛期です。猿期では子犬の毛が抜けて成犬の毛に生え変わります。猿期は通常子犬の4〜8ヶ月頃に始まり、毛が生え変わる過程で薄毛やハゲたように見えることがあります。
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特に顔の毛が薄くなりやすく、毛が大量に抜けて外見が猿に似ることが名前の由来です。

冒頭の繰り返しになりますが、猿期は一時的に見た目が変わる限定期間のため、写真や動画はたくさん撮っておくのがオススメです。

多くのポメラニアンがこの猿期の過程がありますが、猿期は必ずしも起きるわけではなく、猿期になったとしてもほとんど見た目が変わらない子もいます。

「うちの子だけ顔の周りがやたら抜けてる!どうしよう!」と過度に心配する必要はなく、自然の成長過程なのでご安心ください。

成犬の毛が生えそろうまでの期間は、見た目だけでなくお手入れの方法にも変化が生じるため、適切なケアを心がけましょう。

猿期の期間

猿期の期間には、次のような個体差があります。

  • 生後4〜8ヶ月頃に始まり、10ヶ月から1歳前後まで続くことが多い
  • 短い場合は数ヶ月、長い場合は1年以上続くこともある
  • 終了時期はポメラニアンの個体差による

猿期は新しい成犬の毛が生えそろうまでの過渡期であり、ポメラニアンの見た目が大きく変わるのが特徴です。

猿期にしか味わえない可愛さにいっぱい癒されてくださいね。

猿期を迎えたポメラニアンのケア方法

猿期には毛が抜けやすく肌が敏感になるため、通常時とは違ったケアが必要です。

ここでは、猿期に必要とされるケア方法について解説します。

ブラッシング方法と頻度

愛犬のブラッシング中

ポメラニアンのキレイな毛並みを保つためには、適切なブラッシングが不可欠

猿期の期間中でも、毎日ブラッシングはしてあげましょう。

経験上、ポメラニアンは毛がモフモフなのでブラッシングしているとブラシが毛に引っかかりやすいです。雑にサッサとブラッシングをすると痛がることもあるので要注意。毛並みに沿って優しくゆっくりブラシをかけてあげましょう。耳や首、脇の下、尾の付け根など、もつれやすい部分は特に注意してブラッシングを行います。

抜け毛が多い時期には、ブラッシングの頻度を増やしたり、時間をかけてあげるなどの工夫が必要です。清潔な状態を維持するために、ポメラニアンの毛質に合った適切なブラッシングアイテムを選びましょう

ブラッシングアイテムの例

  • スリッカーブラシ(針金のヤツ)
  • シリコンタイプのブラシ(ゴムみたいな柔らかいヤツ)
  • コーム(くし)
  • グローブタイプのブラシ
実際に我が家で使ってる毛のケアアイテム

リラックスできるブラッシングは、ポメラニアンにとっても快適な時間です。

正しいブラッシング方法と頻度を守りつつ、キレイな毛並みを維持しながら猿期を快適に過ごしましょう。

毛のカットは基本的にしない方が無難

ポメラニアンは、毛量が多く、モフモフなことから豆柴カットやたぬきカットなど、色んな可愛いカットをすることができます。

夏の時期だけサマーカットをしてもらっている子もいますよね。

ただ、以下のような理由からポメラニアンの毛はカットしない方が無難です。

毛をカットしない方が良い理由

  • カットしたところから毛が生えてこなくなる場合がある
  • 毛質が変わる場合がある
  • 皮膚に影響が出る場合がある
  • 暑さ対策になるとは限らない
  • 毛をカットをされることにワンちゃんがストレスを感じることがある
  • トリミングのコストがかからない

もちろん、ポメラニアンの毛をカットしている人を批判したいわけではありません。

毛が生えてこなくなるなどのデメリットを考えるとカットしない方が無難、という感じですね。

【ポメラニアンはトリミング不要】毛をカットしない方が良い理由

シャンプーのポイント

猿期のシャンプーも、キレイな皮膚と毛並みを保つために重要です。

シャンプーをするときのポイントは次のとおりです。

事前準備のポイント
優しい成分のシャンプーを選び、洗浄力が強すぎる製品は避けましょう。事前にブラッシングで毛を解きほぐしておくのがオススメです。
シャンプーのポイント
シャンプーをするときは、ぬるま湯を使います。洗った後はしっかりとすすぎ、残留物がないようにしましょう。
洗った後のポイント
タオルドライは迅速に行い、ドライヤーでしっかり乾かしてください。

シャンプーの頻度はだいたい月に1回くらいと言われていますが、我が家では愛犬の毛や体調を見てだいたい2ヶ月に1回くらいのペースでシャンプーをしています。

シャンプーで1番大変なところはなんと言ってもドライヤー。

猿期中だろうと成犬になっていようとモフモフのポメラニアンの毛を乾かすのは本当に大変すぎてヤバいです。

「シャンプーが本当に大変すぎるよー!」という人はお金はかかりますが、ドッグサロンにお願いしてしまうのもアリだと思います。

セルフシャンプー施設もあるので、シャンプーをする場所も色々試してみるのも良いでしょう。

猿期を迎えたポメラニアンの健康管理

猿期を迎えたポメラニアンには、 特有の変化に配慮した健康管理が必要です。猿期ではまだまだ子供ということもあって体調の変化が起こりやすいため、注意深く観察してあげましょう。

健康状態をチェックする方法

猿期を迎えたポメラニアンの健康状態をチェックする方法は次のとおりです。

  • 定期的な体重測定を行い、急激な体重増減がないか確認する
  • 毛並みや肌を観察して、健康状態を把握する
  • いつもと違う行動や不自然な動きをしていないか見る
  • 食欲は問題ないかのチェック
  • うんちの状態が良いかチェック

毛並みや肌のチェックはブラッシングをしながら一緒にやってしまうのがオススメです。

また、良いうんちの状態は以下のような特徴があります。

ワンちゃんの良いうんちの状態

  • 茶色
  • 手でつかんでも形が崩れない
  • 少し湿っていてツヤがある
  • 地面に汚れがつかない
  • 小さくポロポロと何個も出ずに1つにまとまっている

定期的な体調チェックをして、快適に楽しく猿期を過ごしましょう。

» ポメラニアンの体重管理とケア方法

猿期中に発生しやすい健康問題と対処法

猿期を迎えたポメラニアンは、特有の健康上の問題に直面しやすいです。猿期には、毛の生え変わりが活発になることで皮膚が敏感になり、皮膚のトラブルが増加しやすくなります。

対処法としてはブラッシングやシャンプーなどのお手入れをとにかく優しくしてあげること。

シャンプーは必ず定期的にはしなくて良いので、トラブル中は無理にお手入れをしないのもアリです。

栄養不足による健康問題を避けるためには、バランスの良い食事が不可欠、もっと言うと正しいドッグフード選びが必須です。

個人的な趣味で「犬の管理栄養士」という資格を持っているのですが、ドッグフードって本当に粗悪なものが多すぎるんですよね。

犬の管理栄養士の認定証書と我が家の愛犬マリル

そのなかで我が家が今与えているドッグフードは「モグワン」と「おさかな」です。この2つは原材料と栄養バランスがとにかく良い。

もちろん「全ての犬に合いますよ!」とは言えませんが、「間違った、粗悪なドッグフードではなく、高品質でバランスの取れたドッグフードです」なら自信を持って言えます。

今与えているドッグフードが合っているか不安な人は試してみてくださいね。

猿期を乗り越えるための運動

猿期を迎えたポメラニアンにとって適切な運動量は非常に重要です。

もちろん普段からの運動も大事ですけどね。

猿期中のポメラニアンはエネルギーが溢れているので、運動不足になるとストレスを感じやすいです。

1日2回を目安に散歩の回数を増やすことで、ストレス解消だけでなく適切な体重管理ができ肥満防止にもなります。

雨の日は室内でドッグフードを使うなどして歩く量を増やしたり、ノーズワークなどで遊ばせるのもオススメです。疲れすぎていないかなど、個々のポメラニアンに合った適切な運動量を確認することも大切です。

ノーズワークに夢中の愛犬

猿期中に敏感になる環境の変化に注意しながら、楽しく運動させてあげましょう。

本当に正直なところ散歩は愛犬のためでもありますが、私が痩せるためでもあります笑


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猿期終了後のポメラニアンの変化

猿期終了後のポメラニアンは、毛質と性格に変化が見られます。

毛質の変化

猿期が終わると、顔周りの毛もしっかり生えてきて、幼犬期特有の柔らかく細い毛から、より太くて硬い毛へと変わります。主な変化は次のとおりです。

  • 光沢が生まれて色合いも濃くなる傾向がある
  • 毛の密度が増して厚みが出るので、保湿性が向上する
  • 抜け毛の量が減り、定期的なブラッシングで毛並みが整いやすくなる

猿期の後にはポメラニアン特有のフワフワとしたダブルコートが完成し、まさに「モフモフポメラニアンの出来上がり!」みたいな感じになりますよ。

性格の変化

ポメラニアンは猿期を経ることで、性格が穏やかになる場合が多いです。毛の生え変わりに伴うストレスや不安感が軽減されるためと考えられています。新しい毛が生え揃う過程でポメラニアンは自信がついてきて、より社交的になることもあります。

猿期を経ることは、飼い主や他の動物と仲良くなるチャンスでもあります。

色んなことを経験させて「猿期の時にあんなこともあったなあ」なんて思えるようになると良いですね。

猿期中のポメラニアンは皮膚が敏感になることで、神経質で攻撃的になることがあります。ただし、性格の変化は一過性のものなので、猿期がおわれば元の落ち着いた性格に戻る可能性が高いです。

猿期は、ポメラニアンの性格に一時的な影響を与える可能性があります。

猿期は「愛犬とのより良い関係を築く良いきっかけ」と考えて、愛情を込めてお世話してあげましょう。

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猿期が発生しないポメラニアンの事例とその理由

実は猿期が発生しないポメラニアンの事例も存在します。ここでは、猿期が発生しない事例と理由について解説します。

猿期が見られない事例

遺伝的な要因や個体差により、猿期が見られない事例が存在します。遺伝的背景による毛の成長パターンの違いや、個体差による毛質の差異が原因です。

適切な栄養と丁寧なケアが、猿期の見た目の変化を緩和することもあります。特に幼犬期から入念に被毛のケアを行うことで、猿期の影響を最小限に保つことが可能です。

体調によって、毛の生え変わりのサイクルが通常とは異なる場合もあります。

猿期が発生しない理由を知るためには日頃から愛犬のことをしっかり見てあげて、いつもと違いがないかを見てあげることも重要です。

猿期が発生しない理由

ポメラニアンが猿期を迎えない理由には、複数の要因が関係しています。

特に大きな影響を与えているのは、遺伝的な要因です。

特定の血統では毛の生え変わりが順調で、猿期を迎えることがない事例が見られます。

幼犬期からの適切なケアも、毛質を安定させて猿期を避ける要因となります。健康維持や正しい栄養管理も、猿期を発生させない重要な要因です。

経験豊富なブリーダーや飼い主による体系的なケアは、猿期の発生を防ぐ効果があると報告されています。ストレスが少ない環境で育ったポメラニアンも、猿期になりにくい傾向があります。

まとめ

ポメラニアンに見られる「猿期」とは成長段階の一部で、外見が猿のように変わる時期を指します。

  • 「顔周りの毛がなくなってるけど大丈夫⁉︎」
  • 「もしかしてずっとこのままなんじゃ」
  • 「そもそもポメラニアンじゃなくてサルなのかな?」

などと不安になるかもしれませんが、成長過程で顔周りの毛もちゃんと生えてくるのでご安心ください。

猿期にもブラッシングや散歩など、きっちりお世話をしてあげて、粗悪なドッグフードを選ばないようにしましょう。

猿期がおわると毛質や性格に成犬の特徴が現れ始め、性格は落ち着くことが一般的です。なかには猿期がないポメラニアンもいることを理解しておきましょう。

猿期は期間限定なので、今しか見れない愛犬の姿にたくさん癒されてくださいね。

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