【保護犬を飼うデメリット】実際にお迎えした体験談と準備に必要なものまとめ

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  • 犬を飼いたいなと思い立って色々調べてみたら保護犬なんてものがある
  • だけど保護犬ってなんか難しそうでちゃんと育てていけるのか心配だな
  • 実際保護犬を飼ってみるとどんな感じなんだろう

今回はそんな人に向けて、

  • 実際に保護犬施設から5歳のポメラニアンをお迎えしてみて大変だと感じたところ
  • 保護犬をお迎えする時の注意点
  • 保護犬をお迎えする方法
  • 保護犬を飼うのに必要なもの

を紹介したいと思います。

先に結論として保護犬をお迎えしてみた感想をざっくり言うと、かなりお利口さんで保護犬のイメージが良い意味で変わりました。

正直に言うと保護犬は怖がりでありつつも、気性が荒く、吠えやすいという勝手なイメージがあったのですが、そんなことはなく今では保護犬施設からお迎えして本当に良かったと感じています。

ウチの犬が世界一可愛い!(親バカ)

実際に初心者が保護犬をお迎えして大変だと感じたところ5選

まず実際に初心者が保護犬をお迎えして大変だと感じたところは以下の5つです。

  • 散歩をものすごく怖がった
  • 身につけるものを怖がった
  • 「まて」や「おすわり」などの指示を知らなかったので1から教える必要があった
  • 涙やけがひどかったので色々対策をして改善するのが大変だった
  • 周りの犬を怖がって交流しようとしない

ちなみに冒頭の通りお迎えした犬種はポメラニアンです。

犬種やその子の性格によってはお迎えして大変になることが違ってくる可能性があることはあらかじめご了承ください。

ポメラニアンは触り心地がもふもふで、飼い主のことが大好きになる子が多く、飼育難易度も高くないので初心者にもオススメですよ。

散歩をものすごく怖がった

犬を飼うなら毎日散歩しなくちゃとリード・ハーネスを着けて外に出ると、「散歩に行きたくない」と言わんばかりその場にうずくまってしまいました。

ちなみに散歩に挑戦してみたのは、お迎え初日からではなく、おうちにある程度慣れてからのことです。

明らかにイヤがっていてとにかく外を怖がっている様子でした。

おそらく保護犬として引き取られる前から散歩をほとんど経験させてもらえなかったんだと思います。

本来、犬の社会化は子犬の頃からやっておくべきことです。

散歩を日常的にしていないと、

  • 足腰が弱くなる
  • 肥満になりやすい
  • 社会化ができない
  • ストレス発散できない
  • 噛む、吠える、などの問題行動が増えやすくなる

といった多くのデメリットがあります。

要するに保護犬からお迎えした犬が散歩を怖がっても慣れてもらったほうが良いということです。

我が家の愛犬は最初は本当に怖がっていましたが、少しずつ慣らして今は静かな場所では問題なく散歩できるようになっています。

車やバイクなど、交通量の多い道はまだ怖がりますけどね。

保護犬施設にいる子はそういった散歩の経験が少ない可能性があるので、最初は家の中でリードを付けて散歩の練習をしてみるのもオススメです。

ある意味「散歩に行きたくないよー!」とアピールされるのも最初だけかもしれないので、大変かと思いますがその大変さも楽しんでいけると良いですね。

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身につけるものを怖がった

  • ハーネス
  • 犬用の服
  • よだれかけ

など、身につけるものは怖がっていました。

よだれかけは「これを着けたら食べ物がもらえる」と認識したのか、わりとすぐに慣れてくれましたが、問題はハーネスと犬用の服。

ハーネスと犬用の服は散歩前に着けていたので、先ほど紹介したように散歩をものすごく怖がる愛犬は「これを着けたら外に連れて行かれちゃう!」と言わんばかりに逃げまどっていました。

ただ、散歩と同じように回数をこなしていけば徐々に慣れてくれるので、長い目で少しづつ経験させてあげると良いでしょう。

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「まて」や「おすわり」などの指示を知らなかったので1から教える必要があった

お迎えした時は犬のしつけの基本である「まて」や「おすわり」などができませんでした。

少しづつ教えて「おすわり」と「ふせ」を覚えてくれましたが「まて」はなかなか覚えてくれず苦労しました。

なかなか覚えてくれなくてもそれはそれで可愛いんですけどね(親バカ)

ちなみに今では、

  • まて
  • おすわり
  • ふせ
  • おて
  • おかわり
  • ぐるん(その場で回る)
  • あごのせ(飼い主の指にあごを乗せる)

といった多くの指示を聞いてくれるようになっています。

また、知育玩具で遊ぶことも覚えて、

  • ノーズワーク(マットタイプ)
  • ノーズワーク(にんじんタイプ)
  • 回すやつ

などなど楽しそうに遊んでくれています。

愛犬が夢中になって遊んでいる姿は本当に癒やされますよ。

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涙やけがひどかったので色々対策をして改善するのが大変だった

涙やけは涙で濡れた目の下の毛が変色して赤茶色になってしまうものです。

上のツイートのように涙やけがあると体調はもちろん、見た目的にも可愛さが半減してしまうのでぜひ改善してあげたいところ。

我が家では愛犬の涙やけをなおすために、

  • ドッグフードを見直した
  • シートやウェットティッシュ等で目元を拭いた
  • ホウ酸水を使用した
  • 部屋の乾燥を改善した
  • 可能な限りストレスの少ない環境を心がけた

といった対策をしています。

保護犬施設にいる子は我が家の愛犬のように、涙やけがひどい場合もあるので、そのような場合は対策が必須になります。

お世話は大変ですが愛犬がキレイになっていくともっと可愛く見えてくるんですよね。

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周りの犬を怖がって交流しようとしない

我が家のポメラニアンは人見知りならぬ犬見知りで周りの犬が近づいて来ると怖がって逃げてしまいます。

これまで紹介してきた大変だったことはある程度改善できましたが、周りの犬を怖がるのはまだ改善できていません。

無理に仲良くさせようとするのもなんだか変な気がするのでそこまで気にする必要はないかなと感じています。

基本的に怖がりな性格なのかと思いきや、周りの人に関してはむしろ「なでてくださーい」と言わんばかり自分から近寄っていく甘えん坊。

もしかするとお迎えする前に周りの犬にイヤなことをされてそれがトラウマになっているのかもしれません。

我が家の愛犬のように他の犬を怖がる性格かもしれないことは頭に入れておきましょう。

保護犬を迎える際の注意点

以下から実際に保護犬をお迎えしようと思った時に「こうした方が良いな」と感じたことを紹介したいと思います。

保護犬を迎える際の注意点

  • 衝動飼いしない
  • お金の面で問題ないかチェックしておく
  • しつけが難しいことを理解しておく
  • 犬種によって飼育の難易度が違う

衝動飼いしない

保護犬を見に行った時にあまりの可愛さに「これは運命に違いない!」と気持ちが高ぶってしまうのはホントによくわかります。

目があってこっちにトコトコ歩いてくるものならもうその時点でメロメロになりますよね。

ただ実際にお迎えしてみると、

  • お金
  • 時間
  • 労力

が想像以上にかかるのも事実。

実際に思っていたのと違ったという理由でペットをお迎えしたことを後悔している人は多いです。

出典 MOFFME

「後悔したことがある」が15%しかないじゃんと思うかもしれませんが、6、7人に1人は後悔していると考えるとわりと後悔している人は多いなと感じます。

ペットは勢いでお迎えせずに、

  • お迎えするための資金や時間があるか
  • 保護犬が思っていた性格と違っても愛情を注げるか
  • 保護犬に身体的なハンディキャップがあっても最後までお世話できるか

といったことをよく考えてからお迎えするようにしましょう。

衝動飼いしたくなる気持ちはホントによくわかるんですけどね。

お金の面で問題ないかチェックしておく

ものすごく現実的な話で申し訳ないですが、たまらないくらい可愛い愛犬と暮らしていくためにはお金の問題は切っても切り離せません。

保護犬に限らずペットをお迎えする時はお金の面で問題ないか事前にチェックしておくことは必須事項。

我が家ではペット代だけで最低でも毎月5000円〜1万円かかっています。

ドッグフードやペットシーツのまとめ買いをするとペット代だけで2万円を超えることもありますよ。

日常的にかかるお金は上のような感じですが、さらにお迎えする前に、

  • 飼育に必要なものを揃えるお金
  • 犬本体のお金
  • 畜犬登録などの手続きのお金

といった初期費用がかかります。

お迎えする前に愛犬と暮らしていけるかしっかりチェックしておきましょう。

こうして文字にしてみると色々考えることが合って大変ですよね。

しつけが難しいことを理解しておく

保護犬にいる犬は、

  • 適切な環境で飼育されてこなかったり、
  • ブリーダーに不要と判断されたり、
  • 迷子になった子

など、種類は様々ですが、正直ネガティブなことがあって保護犬として引き取られていることが多いです。

お迎えしてからも上手くしつけができず、なかなか懐いてくれないかもしれません。

もちろん特に問題なく飼育していけることもありますが、そういった言うことを聞いてくれにくい子がいることも考えておいた方がいいでしょう。

ネガティブな内容ですが、飼ってから後悔してほしくないので正直に書かせていただいています。

犬種によって飼育の難易度が違う

保護犬はさまざまな犬種やミックスがいます。

もちろん好きな犬種を選ぶのが1番ですが、ちゃんと飼育できるか、しつけを問題なくできるかといった不安がある人は穏やかで社交的な性格の犬種がオススメです。

今の生活環境にも合致するか検討しましょう。

初心者でも比較的飼いやすい犬種は以下の通り。

初心者でも飼いやすい犬種

  • ポメラニアン
  • チワワ
  • パグ
  • トイプードル

逆に初心者には飼いにくい犬種は以下の通り。

初心者には飼いにくい犬種

  • ラブラドールレトリーバー
  • ボーダーコリー
  • ブルドッグ

どの犬種を選ぶにしても、事前にその犬種の特徴を調べて、自分と相性が良さそうかチェックしておくのが重要です。

どの犬種もたまらないくらい可愛いんですけどね。

保護犬をお迎えする方法

保護犬をお迎えする方法は大きく分けて2つあります。

保護犬をお迎えする方法

  • 保護犬施設
  • 譲渡会

結論から言うと保護犬施設がオススメで、その中でも特に保護犬カフェがオススメです。

保護犬施設

保護犬施設は、動物愛護や保護活動を行う、

  • 非営利団体
  • 動物愛護協会
  • 動物保護団体
  • 動物シェルター

などが運営する場所です。

保護犬や猫、その他の動物の救済と新しい飼い主を見つけることが主な目的となっています。

保護犬施設と聞くとなんだかかたいイメージがありますが、保護犬施設に分類される中でも保護犬カフェは気軽に入ってそこにいる犬たちとたわむれることができるので最初の第一歩として入りやすいですよ。

保護犬カフェは下の動画のような感じです。

  • その子の性格
  • 体のキズはあるか
  • 一緒に暮らすとどんな感じか

といったことをリアルに体験できるのでオススメですよ。

その子の体に何かある場合はスタッフさんが書類付きでちゃんと説明してくれるのでそういった意味でも安心感があります。

実際に我が家も保護犬カフェからお迎えしました。

譲渡会

譲渡会は里親を探すために開催しているイベントのことです。

保護犬カフェと同様に犬の性格や体調を自分の目で確かめることもできますし、主催者から直接話を聞くことも可能です。

譲渡会は定期的に開催されていることが多いですが、保護犬カフェのように定休日は毎日やっているわけではないので、何度も足を運んでしばらく様子を見るといったことは難しくなります。

とりあえず保護犬カフェと譲渡会をどっちも行ってみるのも良いですね。

お迎え前に必要な飼育グッズを揃えておこう

保護犬に限った話ではありませんが、お迎え前に飼育グッズを揃えていないと、

  • 「あれがないこれもない」
  • 「急いで買いに行かなきゃ」
  • 「買いに行っている間、愛犬はどこにいてもらえばいいんだ」

といったようにバタバタしてしまいます。

お迎え直後は愛犬も新しい環境でストレスが溜まりやすくなるので、あらかじめ必要なものは揃えておきましょう。

実際にお迎え前に揃えておくべきアイテムは以下の通りです。

お迎え前に揃えておくべきアイテム

  • ドッグフード
  • 食器
  • エサの台
  • おもちゃ
  • 計量器
  • トイレ
  • ペットシーツ
  • ケージ
  • クレート
  • 温湿度計
  • フェンス
  • 床材

「こんなにあるの⁉︎」と思われるかもしれませんが、これでも最低限のアイテムです。

お迎えしてからはこの他にも、

  • 散歩するときに必須のリードやハーネス
  • 抜け毛対策のブラシ
  • 爪切り
  • シャンプー

など盛りだくさん必要なアイテムがあります。

仮にお迎え前に準備していなくても結局お迎えしてから慌てて集めることになって余計に大変です。

思わず「ひえ〜」と言ってしまいそうになるほど必要なアイテムがたくさんありますが、ぜひお迎え前に飼育グッズを揃えてあげてくださいね。

保護犬をお迎えして良かった

今回は保護犬を実際にお迎えした体験談や準備に必要なものを紹介させていただきました。

保護犬をお迎えして大変だと感じたところでも紹介した通り、飼育する難しさはありますが、とにかく愛犬が可愛くて「保護犬カフェで出会ってお迎えして良かったなあ」としみじみ感じています。

根気よく教えてあげればお利口さんにもなってくれますし。

「保護犬をお迎えしても大丈夫かなあ」と迷っている人は、

  • しつけが難しい場合がある(時間がかかる)
  • 体のどこかが良くない場合がある(スタッフさんが詳細を教えてくれる)
  • お金の面で問題なさそうか

といったことを理解した上でなら、お迎えしてみても良いんじゃないかと思います。

素敵なワンちゃんに巡り会えて楽しく暮らせることを願っています。

-犬の飼い方