インターホンが鳴った瞬間に興奮してワンワン吠えてしまう。
そんな悩みを抱えていませんか。
かく言う私も以前はインターホンが鳴ったら普段は大人しい愛犬がワンワン吠え続けることに悩んでいました。
ですが今はカンペキとまではいきませんが、インターホンが鳴ってもある程度吠えないようにすることができています。
そこで今回は、
- こんなに可愛いワンちゃんなのになんでインターホンが鳴ったら攻撃的になるんだろう
- インターホンを鳴らした人が必ずしも家に上がってくるわけでもないのに
- インターホンが鳴ってもおりこうにして欲しい
といった人に向けて、インターホンが鳴ってもポメラニアンが吠えないようにするにはどうすれば良いのかを実体験を元に紹介したいと思います。
ざっくり結論
インターホンが鳴ったら良いことが起きると思ってもらうことが重要
我が家のポメラニアンにはインターホンが鳴ったら好物を与えるのが1番効果的だった
愛犬ポメラニアンがインターホンに反応して吠えるのを防ぐために練習して効果があったもの3選
ここからは私の実体験を元にインターホンが鳴ったら吠えるのを防ぐ方法を紹介していきます。
前提
- インターホンが鳴っても吠えないようにするにはとにかく時間がかかることをご理解ください。
- 私は愛犬にとってイヤな経験をさせて覚えさせるのが苦手なので厳しくしつけをしたい人には向かないかもしれません。
- 上手くいかなくてもどうか怒らないようにしてあげてください。
インターホンが鳴ったら好物を与える
インターホンが鳴ったら好物を与えるのは我が家のポメラニアンに1番効果があった吠え対策です。
チェックポイント
インターホンが鳴ったら良いことが起きると思ってもらうことで自然と吠えることもなくなりました。
ちなみに私がインターホンがなった時に愛犬に与えているものはモグワンというドッグフードです。
モグワンは無駄に広告感が強くて胡散臭く感じますが、
- 原材料
- 成分
- 実際に与えてから愛犬の体調がずっと安定している
などわりと品質の良いドッグフードなので、今与えているドッグフードが良いかどうかよくわからないという人はぜひ試してみてください。
おやつではないので変に太ってしまうといったようなデメリットもないのでオススメです。
おもちゃで気をそらす
愛犬が大好きなおもちゃがあればそれをインターホンが鳴った時に与えるようにすれば気を逸らすことができます。
おもちゃの例
- ボール
- ぬいぐるみ
- ロープ
- 音が鳴るもの
- おもちゃを入れられるもの
ちなみに我が家の愛犬はノーズワークでご飯を探す遊びが大好きなので、インターホンが鳴ったらノーズワークをさせてあげることもあります。
インターホンが鳴ってからのノーズワークの準備はめちゃくちゃ急ぎますが。
\ノーズワークに夢中の愛犬/
ノーズワークのメリット
- 脳トレになる
- ストレス解消
- 来客対応というそれなりに長い時間でも夢中になって遊んでくれる
- 愛犬が楽しそうにクンクンする姿を見れる
インターホンが鳴った時以外でも使い所が多く、何より愛犬の可愛い姿が見れるのでぜひ試してみてくださいね。
⇒【洗えるノーズワークマットを本音レビュー】愛犬に試して感じた効果と口コミ
チャイム音に慣れさせる
インターホンがなった音から来客対応が終わるまでを録音して、それを愛犬に聞かせることもやっていました。
またその録音を聴かせながらおやつを与えるとより効果的かと思ってやっていたこともあります。
チャイム音に慣れさせることも、根本は先ほど紹介したようにインターホンが鳴ったら良いことが起きると思ってもらうためのトレーニングです。
効果としてはインターホンが鳴ったら好物を与えることよりも劣りますが、とにかく慣れてもらうという意味では回数をこなせるのが良いところかと思います。
やり過ぎて愛犬が気疲れしないように様子を見ながらやってあげてくださいね。
インターホンに反応して犬が吠える理由とは
インターホンに反応して吠える理由は以下のことが考えられます。
- 本能的な行動
- チャイム音の刺激
- 警戒心
本能的な行動
ワンちゃんは本能的に警戒心が強く、テリトリーの防衛や群れの警戒を目的として吠えることがあります。
インターホンの音は、ワンちゃんにとって外部からの刺激や侵入の可能性を感じさせるもの。
ワンちゃんにとっては自分のテリトリーや家族を守るために頑張って吠えてくれているわけですね。
なんて素敵なワンコなの。
ただ、厄介なのが「自分が吠えたら敵が帰っていった」と認識してしまうこと。
人間からすると何もしなくても来客対応が終わればみんな帰って行くことがわかっていますが、ワンちゃんはそれを理解できません。
このことで次からは「もっと吠えてみんなを守るぞー!」とワンちゃんなりに頑張ってしまうわけですね。
チャイム音の刺激
ワンちゃんは人間よりも高周波音に敏感です。
- 人間と犬が聞こえる周波数の違い
- 人間 16~20,000Hz
犬 65~50,000Hz
一般的なインターホンの音は、ワンちゃんにとって高周波に属する場合があります。
そのため、ワンちゃんはインターホンの音をより鮮明に聞き取ることができ、その音によって興奮や刺激を感じることで吠えることに繋がるのです。
人にとって普通の音でも犬にとってはまた違って聞こえていることがあるんですね。
警戒心
ワンちゃんは自身や家族を守るために常に警戒心を持っています。
インターホンの音は、外部の人や異物が自分や家族に近づいている可能性を示すものとして警戒心を引き起こしてしまうのです。
吠えることで周囲の人に危険を知らせようとする場合もあります。
吠えないで欲しいと思う反面、家族を守ろうとして吠えてくれているとわかると何だか嬉しくもなりますよね。
インターホンで吠える対策で効果がなかったもの
逆にインターホン対策で愛犬のポメラニアンに効果がなかったものも実体験から紹介します。
ドアを閉めて外で来客対応する
ドアを閉めてもいても、来客の対応しているとその音が聞こえているためなんの効果もありませんでした。
飼っている部屋から遠い場所に玄関がある場合はまた違った結果になるかもしれません。
待てお座りなどの指示
インターホンが鳴り来客があると興奮状態になってしまいます。
そのため「待て」や「お座り」のコマンド(指示)を出してもワンちゃんの意識は玄関に向いてしまっていて、聞いてくれても一瞬で、玄関に向かっている間に再度吠え出してしまいました。
ポメラニアンがインターホンに吠えた場合の対処法
ポメラニアンがインターホンに吠えた時にやっていることは以下の通りです。
- 来客者に一言謝る
- 飼い主が過度に騒がない
- 来客対応が終わったらあえてしばらく愛犬を無視して落ち着いてからたくさん構ってあげる
来客者に一言謝る
少し吠えたくらいならまだしも、とにかく吠えられ続けたらインターホンを鳴らした人も気を悪くしたり、なんだかすみません…という気持ちになってしまうかもしれません。
そこで「インターホンに吠えてしまうんです、すみません」と一声かけておくだけでお互い気持ちだけでもマシになることが多いです。
少し打算的な話ではありますが、「すみません」の一言だけで「多少ワンワン鳴かれても許してあげようかな」という気持ちになってもらえることもあります。
ちなみにワンちゃんの鳴き声は騒音レベルとして結構高い部類に入ります。
上の画像を見るとワンちゃんの騒音レベルは高いことがよくわかります。
飼い主自身、インターホンで吠えるのをやめさせたいと思っているのがツラいところですよね。
飼い主が過度に騒がない
吠えるのを抑えようと「静かにしてーーー!!待てでしょ!コラー!」などワーワー騒いでしまうと逆に、
- インターホンがなる
- 吠える
- 飼い主さんが構ってくれる♪
と勘違いしてしまいます。
経験上、「待て」「お座り」のコマンド(指示)をビシッと出すだけに抑えるようにした方がいいです。
来客対応が終わったらあえてしばらく愛犬を無視して落ち着いてからたくさん構ってあげる
吠えてからすぐに愛犬を構ってしまうと、
自分が追い払ったから褒められた!吠えたから構ってもらえた!
と勘違いしてしまう可能性があります。
なので吠えてすぐはあえて無視して落ち着くのを待つようにしましょう。
ホントはすぐにナデナデしたいけど我慢。
しばらく経って愛犬が落ち着いたらたくさん構ってあげてくださいね。
また愛犬を落ち着かせるものとして以下のようなものがあるので参考にしてみてください。
ワンちゃんを落ち着かせるもの
- 飼い主が落ち着いた声をかける
- マッサージする
- 大きな物音を立てない
- ワンちゃんのストレス解消用のBGMを流す
\ワンちゃんのストレス解消BGM/
上記の通り、一般的に吠えた後に甘やかすとワンちゃんは吠えたことを褒められたと勘違いしてしまうと言われています。
正直に言うと、親バカな私はすぐに撫でたり抱っこをしてしまうこともありますが。
幸い、我が家の愛犬は食べることが大好きなのでインターホンが鳴ったら好物を与えるとほとんど吠えることはなくなりましたが、好物を与えてもワンワン吠えるとどうしたものかとなりますよね。
- どうしても愛犬が吠えるのがおさまらない
- でも吠えるのをやめて欲しい
- とはいえ厳しくしつけするのもイヤだ
という人はイヌバーシティという体罰0のしつけをコンセプトにしたワンちゃんのオンライン学校を試してみるのも良いかもしれません。
ワンちゃんの騒音対策アイテム
これまでワンちゃんの鳴き声に集中して紹介してきましたが、音に関しては鳴き声だけでなく足音もあります。
一軒家や1階に住んでいるなら問題ありませんが、賃貸の2階以上に住んでいる人は足音の対策もしておいた方が良いでしょう。
以前に一軒家の2階でモルモットを飼っていた時、1階にいたらなんかドタドタうるさいなと思って確かめたらモルモットが走り回っていた音で驚いたことがあります。
モルモットは体長およそ20cm〜30cmなのでそんなに小さい生き物でドタドタ鳴らせるならワンちゃんの場合はもっと大きな音が鳴っているかもしれません。
なのでここからは足音対策アイテムを箇条書きでサクッと紹介したいと思います。
ちなみに鳴き声防止用の首輪も売られていますが、個人的にはなんだかしつけの範囲を超えている感じがして好きになれませんので足音に絞って紹介していきます。
鳴き声と違って足音は軽減させるのがカンタンなのでチャチャっとやっちゃいましょう。
足音対策アイテム
- 防音ジョイントマット(防水効果付き)
- 遮音シート(日本製で安心素材)
- 防音すき間テープ
- 防音カーテン(遮光・断熱効果付き)
愛犬がインターホンに吠えた場合の対処法を決めて愛犬との暮らしをより良くしよう
インターホンで吠える理由と吠えないような対策をまとめると以下の通りです。
ポメラニアンが吠える理由
- 本能的な行動
- チャイム音の刺激
- 警戒心
インターホンで吠えない対策
- インターホンが鳴ったら好物を与える
- 我が家のポメラニアンには1番効果があった対策です。
ワンちゃんにとってインターホンの音が良いことを連想させるようにすることが重要。
好物を与えることでインターホンの音に対してポジティブなイメージを持たせることができます。
- おもちゃで気をそらす
- 愛犬が好きなおもちゃを用意し、インターホンが鳴った時に与えることで気を逸らすことができます。
おもちゃを使った遊びやノーズワークなど、愛犬が夢中になれるものを与えてあげましょう。
- チャイム音に慣れさせる
- インターホンの音を録音して、それを愛犬に聞かせながらおやつを与えてみましょう。
愛犬がチャイム音に慣れることで、インターホンが鳴った際の警戒心や緊張感を和らげることができます。
少しでもインターホンに反応して吠えちゃうワンちゃんの対策になれば幸いです。
今以上におりこうになった愛犬にぜひ癒されてくださいね。