「ポメラニアンって、見た目はすごく可愛いのに、性格が悪いって聞いたことがある…」
「めちゃくちゃ吠えるし気が強いらしい...」
そんなことを聞いて「ポメラニアン うざい」「性格悪い」「気持ち悪い」と検索してしまったかもしれません。
でも実際にポメラニアンを飼っている私の感想としては「全然そんなことないけどなあ」というのが本音です。

まあ私が親バカだからかもしれませんけどね!笑
この記事では、
- ポメラニアンが「性格悪い」「うざい」などと言われてしまう理由と
- 実際に飼ってみて感じるポメラニアンの性格の良さ
を、ポメラニアンと暮らしている私の実体験をまじえて紹介します。

読み終えるころには、「やっぱりポメラニアンって可愛いなあ」と思えるはずです。
ポメラニアンが「性格悪い」「うざい」と言われる理由

ポメラニアンが「性格悪い」「うざい」と言われる理由は次の3つです。
ネットでネガティブな言葉を検索されているだけ

ネット上では、「ポメラニアン 性格悪い」「うざい」「気持ち悪い」といったネガティブな言葉で検索される数って意外と多いんですよね。
こんな言葉を見ると「やっぱりポメラニアンを飼うのは難しそうだな」と感じるかもしれませんが、個人的にはネガティブな言葉で検索されるのは「嫌いだから」ではなく、「不安やギャップを感じるから」だと思っています。
「ポメラニアンを飼えば素晴らしい未来が待っているに違いない!」といった感じで理想が高すぎると「こんなはずじゃなかった」とネガティブな気持ちになってしまいやすいでしょう。

楽しみな気持ちはめちゃくちゃわかりますけどね。
また、ポメラニアンを飼うにあたって不安な気持ちがあるから「性格悪い」「うざい」「気持ち悪い」といったキーワードで検索することもあると思います。
つまり、“ポメラニアンが嫌われている”というよりも、「可愛いけれど、実際はどんな性格なんだろう?」という素朴な疑問や不安が、ネガティブワードとして表れているだけです。

個人的にはポメラニアンは性格も悪くないし、飼い主大好きで仲良くなりやすい犬種だと思います。
飼い主との相性

飼い主との相性もポメラニアンに対してどう感じるかが変わってくるポイントです。
ポメラニアンは、
- 頭が良い
- 飼い主の気持ちを察知する能力が高い
- 甘えん坊
といった特徴があります。

実際に飼ってみてわかったのですが、ポメラニアンってホントに甘えん坊なんですよね。
その一方で飼い主側は、「いつも大人しくしてほしい」「自分の言うことをすぐ聞いてほしい」という価値観だと、思うようにいかない場面が増えて「性格が悪い」と感じてしまうことがあるんだろうなと思います。
とはいえ実際に飼ってから「やっぱり相性悪いな」と感じるようになったらポメラニアンにも飼い主にも良くないので、ポメラニアンの性格や特徴は事前にチェックしておくのがオススメです。
「性格が悪い」というよりも、「愛情表現がちょっと不器用なだけ」「お互いのペースが合っていないだけ」で、相性や接し方を少し変えるだけで、ぐっと関係が良くなることもあります。

“わがまま”に見える行動も、見方を変えれば「自分を信頼しているサイン」なのかもしれませんね。
生活環境・しつけの影響

ポメラニアンの性格が「性格悪い」「うざい」と感じられてしまう理由には、生活環境やしつけの影響も大きいだろうなと感じます。
ポメラニアンに限った話ではなく、犬は飼い主の態度や環境によって性格や行動が変わりやすいのです。
たとえば、
- 運動不足でストレスがたまっている
- 社会化(他の犬や人とのふれあい)が不十分
- 甘やかしすぎてわがままな行動が習慣化
といった場合、吠えやすくなったり、食い意地が強くなったりして、外から見ると「性格が悪い」と思われやすい行動が出てしまいます。
YouTubeで犬に関する動画を見ていると、
- ちゃんと愛情を持って育ててもらえなかった子
- ちゃんとしつけをされてこなかった子
は恐怖心から凶暴化しやすい傾向にあると感じています。
\保護活動をされている人の動画/


上の動画を見てもらえればわかりますが、生活環境やしつけによって、犬の性格は良くも悪くも恐ろしいほど変わります。
- 散歩をしたり一緒に遊ぶ
- 社会化を進めて他人や他の犬に慣れさせる
- ポジティブな褒め方でしつけを行う

こうした方法を取り入れることで、「うざい」「性格が悪い」と感じる場面はぐっと減らすことができるでしょう。
実際にポメラニアンを飼ってわかった「性格の良さ」

結論から言うとポメラニアンに対して性格が悪いと感じたことはありません。

むしろ飼い主のことが大好きと言わんばかりの甘えん坊で性格も良いと思います。
愛犬の飼い主が好きで甘えん坊なところ見て、「なんて性格が良い子なの!」と思っているだけのような気もしますが、一応個人的にポメラニアンの性格が良いなと感じたところを以下に箇条書きで書いてみました。
- 飼う前のイメージよりも飼い主の言うことをよく聞いてくれる
- 空気を読むのが上手いのか、テンションを合わせてくれているように感じる
- 話しかけたときにニコッとしながら首をかしげることがある(これが可愛すぎる)
- 「なでて」と言わんばかりにお腹を見せてくる
- 大好物を目の前にしても「待て」と言われたら待てる
- 飼い主が家に帰ったときにお出迎えしてくれる
やっぱり性格が良いような、甘えん坊な愛犬が可愛く見えているだけのような感じですが、なんにしてもポメラニアンは、イヤなことがあってもストレスを吹き飛ばしてくれる存在なので「性格が良い」って言っても良いんじゃないかなあと思います。

なんか強引ですがやっぱり愛犬が可愛いんですよ(親バカ)
もし性格が悪いと感じるなら試してほしい対処法

ポメラニアンを飼っていると、
- 「なんでこんなにワガママなの?」
- 「うちの子、性格悪いのかな…」
と感じる瞬間もあるかもしれません。

愛犬にネガティブな気持ちをもってしまったらなんだか悲しいですよね。
ここでは、私なりに「こうすればまだマシになるんじゃないかな」と思う対処法をご紹介します。
ポメラニアンの性格を改善する方法

ポメラニアンが可愛いと思っていても性格が悪いと思ってしまう人や、実際に性格が悪い子もいるかもしれません。
そこでここからはポメラニアンの性格を改善する方法をご紹介します。
飼い主自身の接し方を見直す(実体験)

「しつけのためには、甘やかしてはいけない」そんな思い込みを持っていた私ですが、ある出来事をきっかけに考えがちょっと変わりました。
愛犬は保護犬施設からお迎えしたのですが、我が家に来て2週間ほど経ったころ、突然寂しさが原因で夜泣きをするようになったんです。最初は「分離不安にならないように」と思い、一人で寝かせようとしました。
でも、どんなに環境を整えても鳴き止まず…。

毎日深夜まで続く泣き声に私も疲れてしまい、正直どうしたらいいのかわからなくなっていました。
そこで思い切って、愛犬の「一緒に寝たい」という気持ちを受け入れてみることに。すると、嘘のように夜泣きがピタッと止まり、その日から穏やかに眠れるようになったんです。
それ以降、愛犬の表情も落ち着き、安心感からか性格まで穏やかになったように感じました。

「甘やかす=悪」ではなく、愛情を通して安心感を与えることも大事なのかもしれません。
しつけは、犬の性格や環境によって最適な方法は変わりますので思い切って愛犬の要望を受け入れてあげることも選択肢として考えてみてくださいね。
正しいしつけを行う

しつけは飼い主が愛犬とのコミュニケーションを通して、望ましい行動を促すもの。
犬のしつけ方法について下に箇条書きでまとめてみました。
- 正しい行動が取れたら誉めたりご褒美をあげる
- 短く、わかりやすい言葉で指示を出す
- 一貫性を持つ(「待て」と言う時もあれば「止まれ」という時もあるみたいなことをしない)
- しつけ中は怒らない
- できるだけ小さい頃からしつけを始めておく
- 長期目線で根気強く取り組む
個人的にしつけで大事なことは、飼い主も一緒にしつけを楽しむことです。
ポメラニアンは飼い主の感情を読み解くので、飼い主がつまらなさそうにしていると愛犬も「あれ?飼い主は楽しそうにしてない」と愛犬のテンションも下がってしまうんですよね。
「しつけ」と聞くと命令のイメージがあって、もちろんそのイメージで間違いはないですが、愛犬と一緒に楽しむイメージも持ってみるのがオススメです。

しつけをしながら愛犬と仲良くなっちゃおう!
部屋の生活環境を整える

ポメラニアンが落ち着かない、イライラしているように見えるときは、生活環境のストレスが原因になっていることもあります。

生活環境が整っているかもチェックしておきましょう。
快適な環境のポイント
- 部屋の温度は18〜25℃、湿度は40〜60%を保つ
- テレビやスマホなどの音を小さめにしてあげる
- 急な段差のない環境を作る
- 定期的に掃除する
- クッションなど愛犬がくつろげるスペースを複数作る
快適な環境で必須なのはエアコンです。夏と冬は必ずエアコンは付けっぱなしにしてあげましょう。
とはいえ電気代がえげつないくらい高くなるので、固定費を見直して節約することも大切です。


我が家では夏はひんやりマットを置いて、冬は毛布を用意していますが、かなり気に入ってくれているようです。
散歩や知育玩具などで発散させてあげる

ポメラニアンは小柄ですが、とてもエネルギッシュで好奇心旺盛な犬種です。
そのため、運動や遊びが足りないとストレスがたまり、
- 吠える
- 噛む
- 落ち着かない
などの問題行動につながることがあります。

「性格が悪い」と感じてしまうような行動も、実は退屈や運動不足によるストレスのサインかもしれません。
我が家の愛犬はどちらかというと散歩よりも「かまってほしい欲」が強いですが、それでも極力運動量は確保してあげています。また、食べ物が入れられる知育玩具は頭の体操にもなるのでオススメです。

知育玩具で遊ぶ愛犬の可愛さは異常ですよ(親バカ)
ポメラニアンを飼う前に知っておくべきこと

ポメラニアンは「気持ち悪い」とか「性格が悪い」と思ったことはありませんが、飼っていて「大変だなあ」と思うことはあります。
そこでここからはポメラニアンを飼っていない人や飼おうと検討している人に向けて、ポメラニアンを飼う前に知っておくべきデメリットを箇条書きでご紹介します。
ポメラニアンを飼うデメリット
- 掃除が大変
- 抜け毛がひどい
- 顔にも毛が付く
- 鳴き声が響く
- シャンプーが大変
- ニオう
- 温度管理が大変
- お金がかかる
- ポメラニアンが食べてしまいそうな物を床に置けない
- 体調管理が大変

結局はこのデメリットも含めて「可愛いなあ」と思ってしまえるんですけどね!笑
ポメラニアンはなついてくれるの?

結論から言うと、ポメラニアンはよくなついてくれます。
ポメラニアンがなついてくれる理由は以下の通り。
- 飼い主大好き
- 社交的な性格で人懐っこい
- 活発な性格
また、なついてくれるまでの時間も短く、早い子なら数日、長くても3ヶ月あればなついてくれるようになります。
なつくと、
- 自分から寄ってきて甘えてきたり
- 尻尾を振ってニコニコしながらこっちを向いてくれたり、
- 体を横にしてなでてアピールをしてくれたり
と可愛い姿をたくさん見せてくれるので癒し効果バツグン。

我が家のポメラニアンのなでてアピールはこんな感じです。(下のツイート)
性格はその子によって大きく異なるものですが、性格が悪い子というのは本当に滅多にいないレベルだと思います。

経験上、実際に買い始めると粗相をしても可愛いと思えるくらいポメラニアンは可愛いですよ。
ポメラニアンはどのくらいデカくなる?

一般的なポメラニアンの大きさは体高20cm〜30cmで体重は1.5kg〜3kgと言われています。

ただ、我が家のポメラニアンやSNSをみているともう少し体重が多めな子も多く、4kgを超えている子も結構います。
実際のサイズ感としては大体まくらくらいの大きさです。

もし太ってきた場合は、
- ドッグフードを低カロリーのものに変える
- おやつの代わりにドッグフードを与える
- 運動量を増やす
といった対処をして体重を管理してあげましょう。
ポメラニアンの性格は飼い主次第なところもあるよ

冒頭でお伝えした通り、実際に飼っている経験上はポメラニアンの性格が悪いと感じたことはないです。
ポメラニアンは性格が良い一方で、警戒心が強い繊細な一面もあります。
そのため飼い主の育て方や環境によっても性格は大きく変わると言っても過言ではありません。
愛情を込めて優しいしつけを基本とした上で、適切な環境で育てることで、ポメラニアンはより良い性格になってくれるでしょう。

「やっぱりポメラニアンを飼いたい!」という人はお迎え前に必要なものを揃えてあげてくださいね。