愛犬が夢中でごはんを食べる姿ってホントに癒されますよね。
我が家のポメラニアンも、ごはんの時間になるとそわそわしながら「早く出してよ!」という顔でこっちを見てきます。

お皿を置いた瞬間、ものすごい勢いで頭を突っ込んで食べ始めるので心配になるくらいです(笑)
でも、ふと思うことがあります。
- 犬はどうして、こんなにドッグフードに夢中になるんだろう?
- これからもおいしそうに食べてもらうために、飼い主はどんなことを知っておけばいいんだろう?
この記事では、「犬の管理栄養士」の資格を持つ私が、
- 愛犬がドッグフードに夢中になる理由
- 毎日のごはんで見ておきたいポイント
- 食いつきが良いからこそ気をつけたいこと
を紹介します。


愛犬にとっても飼い主にとっても、ごはんの時間がもっと幸せになれば嬉しいです。
犬がドッグフードに夢中になる理由

なんとなくイメージがしやすいですが、犬がドッグフードに夢中になる理由は、単純に「お腹が空いているから」だけではありません。
- 主原料の好みや香り
- 粒の食べやすさ
- 毎日のごはん時間の習慣
など、いくつかの理由が重なって「ごはん好き!」となっている可能性も高いです。

全ての子に同じドッグフードが合うわけではありませんが、ここからは犬がドッグフードに夢中になる理由を紹介します。
主原料や香りが好みに合っている

愛犬がドッグフードに夢中になって食べるのは、主原料や香りがその子の好みに合っているからかもしれません。
犬は人間よりも嗅覚が優れているため、ドッグフードの香りは食いつきに関わる大事なポイントです。

「犬は香りで食べる」なんて言われることもあります。
お肉系の香りが好きな子もいれば、お魚系の香りに反応しやすい子もいます。

我が家のポメラニアンは食いしん坊なので、どんなごはんでもうれしそうに食べるタイプですが(笑)
ただ、犬によって好みは違います。
- チキン系が好きな子
- サーモンや白身魚などの魚系が好きな子
- ラムやビーフのような香りに反応しやすい子
など、本当にさまざまです。

「食いつきが悪いな」と感じる場合は、主原料や香りの違うドッグフードを試してみるのもひとつの方法です。
粒の大きさや硬さが食べやすい

ドッグフードの粒の大きさや硬さも、愛犬が夢中で食べてくれるかどうかに関わります。
特に小型犬やシニア犬の場合、粒が大きすぎたり硬すぎたりすると、食べにくさを感じることがあります。

実際に我が家でも粒のサイズが小さいものを選んでいます。
ポメラニアンのような小型犬なら、小粒タイプのほうが食べやすいですし、噛む力が弱くなってきた子なら、ぬるま湯でふやかしてあげるとより安心です。
我が家の愛犬は焦って食べるクセがあるので、粒の大きさにかかわらず、基本的にはふやかしてから与えるようにしています。
ふやかすことで香りも立ちやすくなるので、食いつきが気になる子にもオススメです。
またドッグフードの粒には、
- 丸形
- ひし形
- ドーナツ形
など、いろいろな形があります。

形によって食べやすさが変わることもあるので、愛犬の食べ方を見ながら合うものを探してあげるといいですね。
いつものごはん時間が楽しみになっている

犬は毎日のルーティンをよく覚えています。
- 「この時間になったらごはんがもらえる」
- 「飼い主さんが器を持ったらごはんの合図」
と覚えている子も多いです。

我が家の愛犬も、ごはんの準備を始めるとすぐに気づきます。
まだ器に入れている途中なのに、「キター!」と言わんばかりの大はしゃぎ。

「まだだよ!」って言いながらも「幸せだなあ」と感じる瞬間でもあります。
こうした毎日の流れが、犬にとって「ごはんの時間=うれしい時間」になっているのかもしれません。
だからこそドッグフードだけでなく、落ち着いて食べられる環境や、愛犬とのコミュニケーションも大事だと実感しています。
愛犬が夢中で食べてくれるドッグフードを選ぶポイント

ごはんの時間が楽しいものになるかどうかは、ドッグフードだけで決まるわけではありません。
でも毎日食べるものだからこそ、愛犬にとって、
- 「食べやすい」
- 「おいしく食べられる」
と感じられるかは大事なポイントです。

ここからは、愛犬がドッグフードを夢中で食べてくれるためのドッグフードを選ぶポイントを紹介します。
| チェック項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 総合栄養食か | 主食として与えるならまず確認したい最低ライン |
| 年齢に合っているか | 子犬・成犬・シニア犬で必要な設計が違う |
| 主原料とその中身を「%」表記しているか | メインの原料がどのくらい入っているか |
| 香料・着色料 | 食いつきだけを強めていないか確認 |
| 粒の大きさ | 小型犬やシニア犬でも食べやすいか |
| 価格 | 無理なく続けられるか |
ちなみに我が家では「モグワン」と「おさかな」を与えています。
主食にするなら「総合栄養食」を選ぶ

ドッグフードを主食として毎日与えるなら、「総合栄養食」かどうかは見ておきたいポイントです。
総合栄養食とは
総合栄養食をカンタンに言うと、犬にとって「バランスの良い定食」みたいなものです。
そのフードと水があれば、体に必要な栄養をバランスよくとれるように作られています。
ただしここで勘違いしたくないのが、総合栄養食=必ず良いドッグフードではないこと。

総合栄養食は、あくまで主食として与えるための栄養基準を満たしているという目安です。
- 原材料の質
- タンパク質や脂質のバランス
- 粒の大きさ
- 愛犬に合っているか
までは、飼い主が見てあげる必要があります。

「総合栄養食=良いドッグフード」ではなく、「主食として毎日与えるならまず確認したい最低ライン」と考えておくくらいでちょうど良いと思います。
原材料は最初に書かれているものを見る(%表記されているかもチェック)

ドッグフードの原材料を見るときは、まず一番最初に何が書かれているかをチェックしています。
ペットフードの原材料は、添加物以外の原材料については、基本的に配合量が多いものから順番に書かれています。

つまり、原材料欄の一番上に書かれているものが一番多く使われている原料ということです。
たとえば、原材料の最初に「チキン」「サーモン」「ラム」などが書かれていれば、肉や魚をメインにしたドッグフードだとわかりやすいですよね。
逆に「肉類」「穀類」など大きな分類でまとめられていたりすると、何がどのくらい入っているのかわからないので、そういうドッグフードは個人的にはオススメしません。
そこで私がもうひとつ見ているのが、原材料が「%」で表示されているかです。
「%」表示していないとどうなる?
例えば、原材料が上から順番に、「鶏肉、大麦、サツマイモ、ビール酵母……」と書かれていたとします。この場合、1番多く入っているのは鶏肉なので「鶏肉メインのドッグフード」と思いますよね。でも、「%」で書かれていないと、実際の中身は鶏肉が30%、大麦が29.9%ということもありえます。つまり、「鶏肉メインだと思ったら、実は鶏肉と大麦がメインのドッグフードだった」みたいなことが起きてしまうんです。
その点、我が家で実際に与えている「モグワン」はメインの原材料をしっかり「%」表示してくれているので信頼性は高いと感じています。

「何がどのくらい使われているのか」を見ておくと、ごはんの時間がより安心で幸せなひとときになるはずです。
食いつきだけでなく、続けやすい価格も見る

ドッグフードを選ぶときは、食いつきの良さだけでなく、無理なく続けられる価格かどうかも大切です。
どれだけ愛犬が夢中で食べてくれるドッグフードでも、毎月の負担が大きすぎると続けるのが大変になってしまいます。
- 1袋の価格
- 内容量
- 1日あたりの給与量
- 1ヶ月にかかる費用
- 定期購入の割引があるか
なども見ておきましょう。
固定費の削減も大事
我が家では、ドッグフード代を無理に削るよりも、固定費を見直すことを優先しました。
スマホ代・保険・サブスクなどを見直したことで、月に約5万円の節約につながり、その分を愛犬のお金に回しています。

心にゆとりを持ちながら、愛犬が夢中で食べる姿を見れるようにお金の面でも対策を取っておきましょう。
愛犬がドッグフードに夢中にならない時の原因

愛犬がドッグフードをあまり食べてくれないと、飼い主としてはかなり心配になりますよね。
ただ、食いつきが悪い理由はドッグフードそのものだけとは限りません。

以下のような原因が関係していることもあります。
ドッグフードに夢中にならない原因
- ドッグフードの香りや主原料が好みに合っていない
- 粒の大きさや硬さが合わず、食べにくい
- 同じドッグフードに慣れて、反応が薄くなっている
- おやつやトッピングの味を覚えて、フードだけでは物足りなくなっている
- 運動量が少なく、あまりお腹が空いていない
- 食器の高さや置き場所が合っていない
- フードの保存状態によって、香りや風味が落ちている
- 年齢や生活リズムの変化で、食べ方が変わっている
すぐに「このドッグフードはダメだ」と思うより、
- 食べる環境
- 運動量
- おやつの与えすぎ
など、日常面から見直してみることが大切です。

それでもイマイチ夢中になってくれないならドッグフードの見直しも検討しましょう。
夢中で食べるから良いドッグフードとは限らない

愛犬がドッグフードを夢中で食べてくれると、飼い主としては本当にうれしいですよね。

スマホで写真や動画を撮りまくって「なんて可愛いんだ!」と思わずニヤニヤしてしまうくらいですよ(親バカ)
ただ、食いつきが良い=必ず良いドッグフードとは限りません。
実際に、食いつきは良かったけど正直あまり良くないなと感じるドッグフードもありました。
犬にとっておいしく感じることと、毎日の主食として安心して続けやすいことは、別で考えたほうがいいです。
食いつきが良くても安心できない理由
- 香りが強く、食いつきだけを重視している場合がある
- 脂質が高めで、愛犬によってはカロリーを摂りすぎることがある
- 原材料の中身がわかりにくい場合がある
- 総合栄養食ではなく、主食向きではない場合がある
- 食いつきが良すぎて早食いにつながることがある
- 愛犬の年齢や体質、運動量に合っていない場合がある
もちろん、食いつきが良いこと自体は良いことです。
我が家の愛犬もかなりの食いしん坊なので、夢中で食べてくれる姿を見るとつい「これ好きなんだな」と思ってしまいます。
でも毎日食べるものだからこそ、食いつきだけでなく中身もしっかり見てあげたいんですよね。

愛犬の食べる姿に癒されつつ、犬のご飯の知識も持っておくと、より癒しの時間を楽しめると思います。
愛犬とオキシトシンの関係

犬と飼い主の関係には「オキシトシン」というホルモンが関係しているともいわれています。

オキシトシンは、よく「幸せホルモン」「愛情ホルモン」と呼ばれることもあるホルモンです。
研究結果もある
犬と飼い主が見つめ合ったり、触れ合ったりすることで、飼い主側のオキシトシン濃度が上がり、それが犬との絆を深めることにつながるという研究もあります。
実際に2015年に発表された研究では、犬が飼い主を見つめる行動によって、飼い主の尿中オキシトシン濃度が上昇し、その後の関わりによって犬側のオキシトシン分泌も促される可能性が示されています。
もちろんこれは「見つめ合ったり触れ合ったりすることでオキシトシンが出る」という意味で、「食べている姿を見るだけでオキシトシンが必ず分泌される」というわけではありません。
でも毎日のごはん時間の中で、
- 愛犬がこちらを見上げたり
- 嬉しそうに待っていたり
- 食べ終わって満足そうにしていたり
そういうやり取りがあるからこそ、「かわいいな」「癒されるな」と感じるのかもしれません。

愛犬がドッグフードに夢中で食べている姿に癒されるのも「幸せホルモンが出ている可能性がある」ということですね。
今以上に愛犬のごはんに癒される時間を作ろう

愛犬がドッグフードを夢中で食べている姿って、何度見ても癒されますよね。
- ごはんを待っているときのそわそわした顔
- 器を置いた瞬間にうれしそうに食べ始める姿
- 食べ終わったあとの満足そうな表情

実際にいつも愛犬の食べる姿を見て「幸せだなあ」としみじみ感じています。
ただ、愛犬が喜んで食べてくれるからこそ食いつきだけでなく、
- 原材料や栄養バランス
- 粒の大きさ
- 続けやすさ
などもできる範囲で見ておきたいところです。
愛犬の様子を見ながら「この子に合っているかな?」「おいしそうに食べているかな?」と寄り添ってあげる気持ちがあればきっと大丈夫です。

この記事が、今以上に愛犬が夢中でごはんを食べるかわいい姿に癒されるキッカケになっていれば幸いです。