愛犬をマンションで飼うとなるとワクワクする反面、近隣とのトラブルだったりお金の問題だったり不安なこともありますよね。
何も調べずに勢いで愛犬をマンションで買ってしまうと思わぬトラブルに巻き込まれることも。
そこで今回は実際に私がポメラニアンをマンションで飼って感じたデメリットと、マンションで飼うときに気をつけておいた方がいいことを紹介します。
これからマンションでワンちゃんを飼おうか悩んでいて、それにはどんなデメリットがあるのかが気になる人はぜひ最後までご覧ください。
全て実体験からお伝えしていきます。
【愛犬の涙やけが気になる人必見!】
我が家のポメラニアンはモグワンを与えてから涙やけがかなり改善しました。
もちろんモグワンが合わないワンちゃんも中にはいると思いますが、写真の通り本当にかなり改善できたので今涙やけに困っている人はぜひ試してみて欲しい一品です。
実際にマンションでポメラニアンを飼って感じたデメリット
私が実際にマンションでポメラニアンを飼って感じたデメリットは以下の通りです。
- ポメラニアンは吠えやすい犬種なので近所に迷惑をかけやすい
- ポメラニアンは毛が長いので抜け毛が近隣のベランダや玄関周りに飛んでいく可能性がある
- 部屋で運動や遊びをすると下の人に迷惑じゃないか気になる
順番に解説していきます。
ポメラニアンは吠えやすい犬種なので近所に迷惑をかけやすい
我が家のポメラニアンは基本は大人しいのですが、インターホンが鳴った時には必ずといって良いほど吠えるのでその時の来客や近隣の人に迷惑をかけてしまいます。
また我が家のポメラニアンは保護犬施設からお迎えした子なのですが、お迎えして10日くらいは夜中に要求吠えをしていました。
お昼に吠えるならまだしも、夜中に吠えられるとマンションの場合は特に周りに迷惑がかかってしまいます。
幸い、夜中の要求吠えは自然におさまりましたが、きちんとしつけをしていないと思っている以上に周りの部屋に鳴き声が響いていないか心配になるものです。
なので、
- 吠えないような日頃からのしつけ
- 窓に防音シートを貼る
- 床にマットを敷く
といった対策は必須と言えるでしょう。
ポメラニアンは毛が長いので抜け毛が近隣のベランダや玄関周りに飛んでいく可能性がある
これは見出しの通りではありますが、意外と見落としがちなのが洗濯物に付いた抜け毛です。
チェックポイント
洗濯物に付いた抜け毛は舞って飛んでいきやすく、隣の部屋だけでなく周りの部屋全体にも抜け毛が飛んでいくので要注意。
また玄関先にも気づくとふわふわした毛の塊が落ちていたりするので、家のドアを開けた時も抜け毛は飛んでいるかもしれません。
対策として我が家ではペットの抜け毛が付きにくくなるリモサボンという洗濯洗剤を使っています。
⇒【ペットの抜け毛が付きにくくなるリモサボンを6本使った口コミ】犬の毛にも効果があるか実体験レビュー
ちなみにポメラニアンの毛は日常的にも抜けていくものですがその他の主な理由としては、
- ブラッシング不足
- 春や秋などの換毛期
- 環境変化などによるストレス
- ドッグフード
などがあります。
ドッグフードによっても抜け毛の量は変わってくるので、今のうちに現在与えているドッグフードが愛犬に合っているか再度チェックしてみるのもアリですね。
部屋で運動や遊びをすると下の人に迷惑じゃないか気になる
我が家のポメラニアンはご飯やおやつの時のハウスや飼い主が帰ってきた時のお迎えでダッシュをするのでその時の足音が下に響いていないかという心配があります。
ただ抜け毛と比べて足音はマットなどで対策しやすいので、そこまで心配はないでしょう。
ちなみに我が家ではジョイント式のコルクマットで足音の対策をしています。
マットを敷いておくと足音だけでなく、ポメラニアンの足の負担を軽くすることもできるのでオススメですよ。
ポメラニアンをマンションで飼うために気をつけた方がいいこと5選
ここからはポメラニアンをマンションで飼ってみてここは気をつけた方がいいなと思ったことを紹介します。
- フローリングの床にはマットを敷く
- マンションの共用部では愛犬を抱っこする
- 抜け毛対策
- ベランダでブラッシングをしない
- 夏は冷房つけっぱなし
- 冬は暖房と加湿器つけっぱなし
フローリングの床にはマットを敷く
ポメラニアンはヤンチャな性格であり、足が弱い特徴があります。
フローリングの床にマットを敷くべき理由は以下の通りです。
- お部屋中をさわいで床をキズつける可能性があるため
- ポメラニアンの足の負担軽減のため
- 万が一床にトイレをしてもフローリングを汚さないようにするため
この中でも特に足の負担軽減のためが重要。
楽しい暮らしをしていたのに思わぬトラブルでケガをすることのないよう、マットを敷いて床対策をしておくと安心です。
ちなみにペット可のマンションではフローリングが柔らかく、滑りにくい素材が使われている場合もあるので、物件探しの時にチェックしてみると良いですね。
マンションの共用部では愛犬を抱っこする
これは守れていない人も多いですが大事なことです。
マンションの廊下などでは同じマンションの住民とすれ違うことも当然あります。
その時に愛犬が他の人やワンちゃんに噛み付いたりするともうそれはトラブル以外の何物でもありません。
チェックポイント
実際にそういった飼い犬に噛み付かれたという話は案外多く、お金の話にまで発展することもあるので本当に気をつけなければいけないところです。
もちろん人とすれ違うのはマンションに限った話ではありませんが、少なくともマンションの共用部では抱っこで移動することを強くオススメします。
中型犬や大型犬を飼っていて抱っこできない場合はリードをできるだけ短くするなどして万が一の対策をしておきましょう。
抜け毛対策
ポメラニアンはダブルコートで長い毛を持っているため、抜け毛が多くなりがちです。
マンションで飼う場合は共用部に抜け毛が飛んだり、抜け毛が排水溝に詰まってしまう可能性もあるので、
- 定期的なブラッシング
- 定期的な掃除
- 食事管理
をしてしっかりと抜け毛対策をしておきましょう。
抜け毛が排水溝に詰まったら大変ですね。
ベランダでブラッシングをしない
ワンちゃんのブラッシングは、抜け毛だけでなく皮膚のゴミや汚れを落とすためにやるもの。
そのブラッシングをベランダでやってしまうことで、
- 周りの部屋のベランダにもワンちゃんのブラッシングの抜け毛やゴミが飛んでいってしまう
- ベランダは外部の騒音や刺激が多く、ワンちゃんが落ち着かない場合がある
- ベランダは、日中の影響を受けやすい場所なので体調に影響が出る可能性が高くなる
といったデメリットが出てきてしまいます。
以上の理由から、ワンちゃんのブラッシングはベランダではなく、部屋の中で行うようにしましょう。
ワンちゃんが安心することでよりコミュニケーションも深まりますよ。
夏は冷房付けっぱなし
ポメラニアンはダブルコートの毛を持っているためモフモフで可愛いのは良いものの、暑さに弱い特徴もあります。
なので夏はエアコンを付けっぱなしにして温度対策をして下さい。
チェックポイント
エアコンを取り付けられない部屋で飼おうとしている場合は絶対に考え直して、エアコンがある部屋で飼うようにしましょう。
ちなみにエアコンを使う時は、
- エアコンの風がワンちゃんに直接当たらないようにする
- 室温が低くなりすぎないように調整する
- 空気が乾燥し過ぎないように、加湿器を使う
といったことにも充分気をつけて下さいね。
【乾燥対策】愛犬ポメラニアンの為に加湿器を使ってみて感じた効果
冬は暖房と加湿器付けっぱなし
ポメラニアンは基本的に寒さに強い傾向があります。
とはいえ近年では室内で飼われることも多くなっているため、ポメラニアンでも冬に弱い子が増えているという側面もあります。
そのためポメラニアンでも冬はしっかりエアコンを使って寒さ対策をしてあげることが大切です。
また冬に暖房を付けっぱなしにしていると湿度が30%くらいまで落ち、体調に影響が出る場合があるので加湿器も必須と言えます。
ポメラニアンをマンションで飼う場合に覚悟しておくべきこと
- ペット可の賃貸は家賃相場が高め
- 退去するときの修繕費用が高くなりやすい
- 近隣の住民からクレームが入る可能性がある
ペット可の賃貸は家賃相場が高め
ペット可の賃貸物件は、通常の賃貸物件よりも家賃相場が高い傾向があります。
理由は、主に以下の3つ。
- 賃貸オーナーのリスク
- ペット飼育のための設備やサービス
- ペット飼育者の需要
賃貸オーナーのリスク
ペットが部屋にいるとお部屋を汚したりキズ付けてしまう可能性が高くなるため、ペット可の物件を提供することにはリスクが伴います。
そのため通常の賃貸物件より家賃も相場が高くなる傾向があります。
ペット飼育のための設備やサービス
ペット可の賃貸物件には、
- ペット用のトイレ
- ペット用のシャンプー場
- ペット専用のエレベーターや通路
といったペット飼育のための設備やサービスがマンションに付いていることがあり、このような費用が家賃に反映されることで、家賃相場が高くなる傾向があります。
物件選びの時に設備もしっかりチェックしておこう!
ペット飼育者の需要
ペットを飼いたいという人は増加傾向にあり、ペット可の賃貸物件は需要と供給のバランスから、通常の賃貸物件よりも家賃相場が高くなることが多くなっています。
ペット可物件の数自体がそこまで多くないので、ペット可の物件が取り合いのようになり、結果的に家賃相場が上がりやすいといった傾向もあります。
退去するときの修繕費用が高くなりやすい
ペット可のマンションを退去する時に修繕費用が高くなる理由は、次のようなものが挙げられます。
- 壁のキズ
- 床についたおしっこなどの汚れ
- 動物特有の獣臭の染み付き
ペット可物件の退去時費用の相場はおよそ家賃の2ヶ月分から3ヶ月分ほどと言われています。
ある程度退去時の費用は覚悟しておかないといけませんね。
近隣の住民からクレームが入る可能性がある
やんちゃな愛犬を飼っている場合は特に近隣住民とトラブルになってしまう場合もあります。
具体的な例は以下の通り。
- 愛犬の鳴き声が近隣住民からのクレームになる
- 愛犬が近隣住民をケガさせてしまう
- ペット同士のケンカ
退去時の費用だけならまだしも、近隣のトラブルは絶対イヤですね。
ワンちゃんのしつけを徹底したり、事前に「こんなワンちゃんを飼っています。よろしくお願い致します。」といったあいさつをしておくことも大切です。
ポメラニアンはマンションで飼うのに向いている犬種か
結論から言うと「どちらでもない」という曖昧な回答になります。
そもそもマンションで飼いやすいワンちゃんの特徴は、
- 小型犬で、
- 吠えにくく、
- 抜け毛や体臭が少ない
といった条件が挙げられます。
これを踏まえた上でポメラニアンの特徴は、
- 小型犬で、
- どちらかというと吠えやすく、
- 抜け毛が多い
犬種になるので、「ポメラニアンはマンションに向いています!」と自信を持って言えるかと言われると正直微妙なところ。
ただ、ポメラニアンの個体差によってはほとんど吠えない子もいることや、しつけによって吠えにくくすることもできるので、マンションで飼えないという訳でもありません。
マンションでのポメラニアンの飼いやすさはその子の性格としつけ次第ですね。
必ずペット可のマンションを選ぼう
ポメラニアンをマンションで飼うときは必ずペット可を選ぶようにしましょう。
ペット不可のマンションでポメラニアンを飼っていると、
- 違約金
- 強制退去
- ポメラニアンを手放す
といった悲しいトラブルになってしまう可能性もあります。
ペット可の物件の方が飼い主もポメラニアンも安心して暮らせます。
また、ペット可の物件でも、
- 小型犬のみ
- 1匹のみ
- 共用部ではキャリーに入れるか抱っこをする
- ベランダでのブラッシング禁止
のように細かい条件は物件よって異なるので事前のチェックは必須と言えるでしょう。
マンションで愛犬と楽しく暮らそう
今回は愛犬ポメラニアンをマンションで飼って感じたデメリットや気をつけておいた方がいいことを紹介してきました。
ネガティブな内容がメインでしたが、基本的には普通に賃貸のルールを守っていれば特にトラブルが起こるようなことはありませんので安心してくださいね。