加湿器の置き場所だけを知りたい人はこちらをタップしてください。
冬の寒い時期は暖房を付けて寒さ対策をすることで部屋が乾燥しがちですよね。

我が家のポメラニアンを飼っている部屋も、暖房を24時間付けていたことで湿度が30%前後まで落ちていました。
30%前後まで湿度が落ちていたことで飼い主はもちろん、ポメラニアンも、
- 頻繁に咳をするようになった
- 水を飲む量がとても増えた
といったように体調に変化が出てきて困っていたので、これは乾燥による咳かもしれない…と思い、試しに加湿器を買ってみました。
結論を言ってしまうと加湿器を買って湿度調整したおかげで、
- 頻繁にあった咳がほとんどなくなった
- 飲む水の量が普段の量に戻った
といった効果があり、飼い主にとっても愛犬にとっても、部屋がとても居心地良く快適になりました。
なので、同じく乾燥で悩んでいる方やそれに伴うワンちゃんの不調で困っている方が、加湿器を購入するか検討するための一つのヒントになればと思い、今回はワンちゃんと加湿器について紹介したいと思います。
この記事でわかること
- 愛犬に加湿器を使ってみて感じた効果
- 実際に買った加湿器のレビュー
- 加湿器を使う際の注意点
- 加湿器の代わりに濡れたタオルを置いておくのは湿度対策になるか
- 留守番中でも加湿器はつけっぱなしにしても大丈夫か
ざっくり結論
加湿器を使うことで愛犬の咳が出なくなり、水のがぶ飲みもしなくなった!
※全ての咳や多飲等の症状が乾燥によるものだけではないことを予めご了承ください。
そもそもポメラニアンに加湿器は必要?

結論から言うと湿度が低い家庭ならばポメラニアンに加湿器は必要です。
特に冬の乾燥する時期に関しては加湿器は必須と言っても過言ではありません。

ポメラニアンに限らず乾燥している時期はワンちゃん全体にとっても加湿器は必要になるよ!
加湿器が必要だと感じた理由
我が家のポメラニアンは冬になると、かゆがったり、咳をしたりと体調が悪くなってきていましたが、加湿器をつけてみたところ改善されたため。

冬の寒さ対策で暖房をつけていたので余計に部屋が乾燥していたというのもあります。
温湿度計は必ず用意しておこう
加湿の話に限らず温湿度計がないと部屋の温度管理が難しくなってしまいます。安い物でも充分なので愛犬が快適に過ごせるためにも温湿度計は用意しておきましょう。

上で紹介した温湿度計は我が家で使っているものですが、普通に使える温湿度計であればなんでもかまいません。
加湿器を使ってみて感じた愛犬の変化と効果

結論から言うと1番の変化は咳が出なくなったことです。
湿度30%という乾燥した状態の時に頻繁に出ていた咳が、40%以上の湿度を保ったことで、ほとんど咳が出ることがなくなりました。

水のがぶ飲みも、湿度が適正値になったら普段通りの量に戻ったので、やはり乾燥が原因だったと思います。
ワンちゃんに適した湿度は約40%〜60%と言われています。これは人間が快適と感じる湿度と同じ。
飼い主にとっても乾燥しすぎた部屋は体に良くないことを考えると、
- ワンちゃんにとっても
- 飼い主にとっても
冬の乾燥対策はやっておいた方が良いと言えるでしょう。

過ごしやすい環境が1番だね!
買ってみた加湿器を本音レビュー

実際に買った加湿器はダイニチハイブリッド式加湿器 HDシリーズ ホワイト HD-5020-Wになります。
この加湿器を選んだ理由
バランスの良さがこの加湿器を選んだ1番の理由です。(超音波式よりも菌が飛びにくく、スチーム式より電気代が安いため)

また中途半端に安い物を買って後悔したくないのも決め手になりました。
メリット・デメリット

ここからは実際に使ってみて感じたメリットデメリットを紹介していきます。
メリット
- 音が静か
- 周りがビチョビチョにならない
- 湿度設定ができる
- 電気代はそこまで高くない
- 菌の繁殖を抑えてくれる
- 熱くならない
デメリット
- お手入れが必要な部品が多い
- 大きいから場所を取る
- 給水する時に水が垂れる
メリット

音が静か
標準モードでも就寝時に気にならない程の音なので、音に敏感なワンちゃんでも大丈夫だと思います。
さらに静音モードにしていると音が全く聞こえないレベルの静かさで思わずちゃんと動いているか気になるほどです。
文字だとわかりにくいので実際に動かしている動画を撮ってみました。
このようにカメラを近づけてもほとんど音は聞こえません。

いざ加湿器を買ったのにゴーゴー音が鳴ると使う気もなくなりますが、この加湿器は本当に静かで良かったです。
周りがビチョビチョにならない
超音波式やスチーム式と違い、ミストや蒸気が出ないため、周りの床や家具、紙類が濡れないのもメリットの1つ。

「ミストや蒸気が出ていないのにちゃんと効果はあるのかな」と思っていましたが、きっちり湿度が上がっていたので安心していただければと思います。
湿度設定ができる

50%、60%、70%の3段階に設定できるので、加湿しすぎも防いでくれます。
湿度が高くなり過ぎると、
- 細菌が繁殖しやすくなる
- パンティング(舌を出してハアハアすることで体内の熱を逃す行為)がしにくくなる
ので、湿度設定を自分で決められて、一定に保ってくれるのも良いところ。

ワンちゃんに適した湿度は40%〜60%なので、我が家では50%か60%で使用しています。
電気代はそこまで高くない
気化式と温風気化式とのハイブリッドで、自動でヒーターのON・OFFを切り替えて稼働してくれるので、電気代もそこまで高くなりません。
菌の繁殖を抑えてくれる

加湿器内の4ヶ所に抗菌加工がされていて、菌が繁殖しくくなっています。

加湿器の中でできたカビなどが部屋に飛んで体調に影響が出るといった事例もあるので、こうした抗菌加工があるとより安心ですね。

ちなみに、各パーツ自体は一定期間ごとに取り替えをオススメされているよ!
熱くならない
“ヒーター”を使用しての“温風気化式”と聞くと「スチーム式の様に水が熱くなるでは?」と思いがちですが、仕組みとしては、
- 水を含ませたフィルターに
- 温風を当てて
- 加湿する
といった流れなので、実際に水が高温になることはありません。

ワンちゃんはもちろん、小さなお子様がいても安心です。
デメリット

お手入れが必要な部品が多い
気化式なので、パーツの掃除が必要になります。
定期的なお手入れが必要なパーツは主に以下の4つ。
- 給水タンク
- 水の溜まるトレイ
- 気化するためのフィルター
- 空気を取り込む所のエアフィルター

どれも簡単に掃除はできますが、正直お手入れはめんどくさいのでそこまで気合を入れてやっていないのが本音です。
大きいから場所を取る
フィルターに水を含ませて気化するため、タンクとフィルターがあるのですが、その分どうしても大きくなってしまうので少し場所を取ってしまいます。
2Lのペットボトルと並べてみました。


加湿器のサイズはこんなものと言えばそれまでですが、買ってから後悔することのないようにデメリットとして紹介しています。
給水する時に水が垂れる

給水タンクの口が下向きにセットされるため、給水しようとタンクを持ち上げたり傾けると水が数滴ほど垂れてしまうので注意が必要です。
そのためタンクの水を入れ替える際には、タンクの下に手を添えて水が落ちるのを防いでいます。

ほんの数滴なんですけどね。
口コミや評判

ここではネットにあるダイニチハイブリッド式加湿器 HDシリーズ ホワイト HD-5020-Wの口コミを、
- 良い口コミ
- 悪い口コミ
- 口コミまとめ
の3つに分けて紹介していきます。
良い口コミ
- 音が静か
- シンプルで使いやすい
- お手入れがラク
悪い口コミ
- 水交換でタンクを取り出す時に水がこぼれる
- タンクから水を取り込むときにゴポっという音が鳴る
口コミまとめ
音が静かという口コミが圧倒的に多い印象でした。
音が静かなのは完全に同意。

繰り返しになりますが静音モードにしているとほぼ無音レベルになります。
逆に悪い口コミで「タンクから水を取り込むときにゴポっという音が鳴る」ことに関しては確かにたまに「ゴポ」という音は鳴りますが、個人的には気にならないレベルの音ではあります。
ただ小さい音でも気になる人もいるかと思いますので、そういった人はあらかじめ加湿器の音は、
- 加湿器自体の稼働音
- タンクから水を取り込むときの「ゴポ」という音
の2種類があると思っておくと安心でしょう。
ポメラニアンの冬の適温はどのくらい?

ポメラニアンの冬の適温は約20度前後です。
ポメラニアンの毛はダブルコートで保温性が高い特徴があるので寒さにはある程度耐性を持っています。
- ただ、寒すぎるとダブルコートを持っているポメラニアンでも当然寒く感じますし、
- ダブルコートであるがゆえに、暖房が効きすぎて暑がることもあるので、
我が家では部屋に毛布などの暖を取れる場所と廊下の涼しい場所を自由に行き来できるようにしています。

好みの温度帯をワンちゃん自身で選べるようにしているんだね!
加湿器を使う時に注意すること5選

- スチーム式や超音波式の加湿器は使わないほうが良さげ
- アロマのような香り付きのものはやめておく
- コードを噛まれないように気を付ける
- 加湿しすぎない
- 定期的な換気をする
スチーム式や超音波式の加湿器は使わないほうが良さげ
スチーム式の怖いところ
水を加熱することで雑菌の繁殖は起きにくいものの、加熱するため水や蒸気が高温になってしまう
やんちゃなワンちゃんの場合、スチーム式の加湿を倒してしまうと危ない
超音波式の怖いところ
雑菌等が繁殖した際、そのままその水をスチームとして部屋中にばら撒いてしまう
ちなみに加湿器に水を入れっぱなしにしていると、汚れやカビ・雑菌が繁殖しやすくなります。

それが原因で体調に影響が出る可能性もあるので、加湿器を使っていない時はタンクの水をカラにしておきましょう。
アロマのような香り付きのものはやめておく
アロマの成分にはワンちゃんに悪影響を与える可能性があります。
ラベンダーやペパーミントなど、一般的に安全とされているものでも、高濃度で使用するとそれも悪影響の原因になるためアロマ付きの加湿器は使わないのが無難です。
コードを噛まれないように気を付ける
噛み癖のあるワンちゃんの場合は、加湿器のコードを噛んでしまう可能性があるので要注意。
コード対策としては、
- コードカバーを取り付ける
- コードに触れられない位置に加湿器を置く
- ワンちゃんが嫌がる匂いをコードに付けて近づかせない
といったものがあります。
ただ嫌がる匂いをコードに付けるのは、人間にとってはごくわずかな匂いでも、嗅覚の鋭いワンちゃんにとって部屋全体に嫌な匂いが充満している可能性があるのであまりオススメはしません。
個人的には手軽で加湿器を置く位置を自由に選べるコードカバーを取り付ける方法が1番と思います。

コードカバーは消耗品だから定期的にカバーが取れていないかチェックしてね!
加湿しすぎない
ポメラニアンに適した湿度はおよそ50%前後です。
加湿器には色んな種類があり、湿度が60%や70%まで設定できるものもありますが、湿度が高くなりすぎると逆にワンちゃんの体調に良くありません。

愛犬のためにと加湿しすぎないように注意してください。
定期的な換気をする
加湿器を使うとカビなどが発生しやすくなるので、定期的な換気が必要です。
換気の頻度は1時間に2回を5分〜10分ほど行うのが良いとされています。

正直我が家ではここまでこまめに換気はできていません。
ちなみに「換気をするとその分湿度が下がってしまうのでは」という疑問もありますが、今回紹介した湿度を設定できるタイプの加湿器を使っていれば自動で湿度を保ってくれるのでご安心ください。
加湿器の代わりに濡れたタオルを置いておくのは湿度対策になる?

結論、加湿器の代わりに濡れたタオルを置いてもエアコンによる乾燥がひどいと湿度はほとんど上がりません。
実際に加湿器を買う前に「濡れたタオルを置いておけば湿度は上がるんじゃないかと思い、ケージに濡れたタオルをかけて湿度が高くなるか試したことがありました。
ただ結果はほぼ効果なしで湿度は3%しか上がりませんでした。

その時の部屋の湿度は30%前後だったので、ワンちゃんに適した湿度にはほど遠い結果です。
もっとタオルを濡らして再度試してみましたが、ほとんど効果は変わらずどころかタオルから水が滴り落ちて、気づけば床に水が溜まっていたという結果に。
- そもそもほとんど湿度が上がらない
- 濡れたタオルから水が滴り落ちやすい
と言ったことから濡れたタオルのみで加湿をするのはオススメしません。
加湿器の置き場所はどこがいい?

一般的に加湿器の置き場所は、
- 部屋の中央
- エアコンの吸入口
に置いておくのがオススメと言われています。

理由は加湿器から出された水蒸気を含んだ空気が拡散しやすくなるためです。
ちなみに我が家では部屋の中央に加湿器を置いています。
逆に加湿器の置き場所として良くない場所は以下の通りです。

理由とセットで紹介していくよ!
- エアコンの下(加湿器が誤作動を起こしやすい)
- 窓の近く(カビの原因)
- 壁際(カビの原因)
- 木製の物や紙が置いてある付近(湿ってしまう)
- 水蒸気が直接当たるところ(肌が乾燥する)

思わぬトラブルにならないように注意してくださいね。
留守番中でも加湿器はつけっぱなしにしても大丈夫?

我が家では愛犬のいるリビングの真ん中設置し、1日中留守番をさせている時も付けっぱなしにしていますが問題ありません。

熱い蒸気が出ないので安全ですし、静かなので愛犬は留守中も加湿器気にすることなくお昼寝しています。
上記で書いたようにコード類を噛む癖があるワンちゃんや、やんちゃで物を倒したりしてしまうワンちゃんの場合は柵を設ける等の対策は必須になるとは思いますが、それ以外は安全に使用できると思います。
加湿器を使って愛犬と快適な暮らしをしよう

人間と同じくワンちゃんも乾燥している部屋に居続けることで、体調に影響が出る可能性があります。
特に冬は湿度が下がりやすく、適した湿度である40%〜60%を下回ってしまいがち。
愛犬のためにも、飼い主様にとってもお部屋の湿度を保って、安心で快適な暮らしができることを祈っています。