我が家ではポメラニアンを1匹飼っていて共働きの家庭。なので日中は基本的に愛犬にお留守番をしてもらっています。
ただ愛犬1匹にお留守番してもらうのはなんだか気が引けるし、外出中に「心配だなあ」と感じることもしばしば。
そこで今回は私と同じように愛犬のお留守番に悩む人に向けて、愛犬が少しでも快適にお留守番ができるように我が家で実践している留守番の環境作りを7つご紹介していきます。
そもそもポメラニアンはお留守番できるの?
先に結論から言うとポメラニアンが留守番をすることは一応は可能です。
ポメラニアンの性格として、
- 勇敢で
- 警戒心が強い
という面がありながら、
- 甘えん坊で
- 寂しがり屋さん
という一面もあります。
なので留守番はできるものの、留守番が得意かと言われたらそういうわけでもないという曖昧な感じなのが正直なところ。
ただ冒頭の通り我が家は共働きの家庭なのでほとんど毎日お留守番をしてくれています。
我が家のポメラニアンは特に甘えん坊な性格なので、メイクなどの支度を始めると「こいつ、家を出やがる」と察して、かまってアピールや膝の上に無理やり乗ってこようとします。
普段からこんな感じなのでせめて快適にお留守番をしてもらえるような環境を整えてあげるようにしています。
お留守番のご褒美として太らない程度にドッグフードも与えています。
愛犬が快適にお留守番できるように実際にやっていること7選
ここからは実際に愛犬ポメラニアンが快適にお留守番できるためにやっていることを7つご紹介します。
先に項目を挙げると以下の通り。
- ペットカメラを使用する
- 部屋の温度チェックとエアコン管理
- 涼しい場所と暖かい場所の2箇所を用意しておく
- 飲み水が減っていないかチェック
- トイレを清潔にしておく
- イタズラ防止
- お出かけ前に危ないものがないかチェックする
順番に解説していきます。
ペットカメラを使用する
ペットカメラを設置することで、お出かけ先でも常に愛犬の様子をスマートフォンで確認することができます。
実際に愛犬の様子を見るとやっぱり安心ですよ。しかも可愛い(親バカ)
我が家ではカメラに映る位置に温度計を設置して、いつでも室温をチェックできるようにしています。
今は高性能なペットカメラが増えているのでまだカメラを設置していない人や、カメラが古くなってきた人は新しいものに変えてみるのも良いと思います。
最近のペットカメラの特徴
- 高画質でカクカク感がなくヌルヌル動く
- 自動追跡してくれる
- 暗視モード
- 声かけできる
- カメラ本体からフードを出せる
ちなみに我が家はFurboドッグカメラというペットカメラを使っています。
値段は2万円と高価ですが、一生使うものと考えたら高性能なものを使った方が良いと感じたのでこれを選びました。
外出中に「うちの愛犬は大丈夫かな」と心配になってしまう人にオススメです。
部屋の温湿度チェックとエアコン管理
1年を通してワンちゃんが生活する室温には気をつけなければなりませんが、特に夏や冬はワンちゃんの体調に影響が出やすいので要注意。
我が家では出かける前に、
- 愛犬に適した温湿度になっているか
- エアコンが付いているか
- 愛犬は快適そうにしているか
といったチェックを必ずしています。
温度だけでなく、湿度もしっかりチェックしておきましょう。
【犬に加湿器は必要か】愛犬の乾燥対策に加湿器を使ってみた効果
またワンちゃんにとって快適な温湿度は以下の通りです。
ワンちゃんの適温と湿度
温度 | 湿度 |
21〜25度 | 40%〜60% |
※ポメラニアンのような長毛種はもう少し低めの温度でも問題ありません。
温湿度管理には温湿度計が必須です。温湿度計がないと温度管理をしようとしてもどのくらい対策をすればいいのかわかりません。
最近の温湿度計は多機能なものもありますが安いもので十分です。
温湿度計を持っていない場合は必ず買っておきましょう。
エアコンに関しては停電等の予期せぬ事態の時にも対応できるよう、夏はジェルマットや凍らせたペットボトル等を設置したり、冬は毛布等をベッドに置いてあげたりすると安心です。
お出かけ前のエアコンチェック
- うっかりタイマーで切れるような設定にしていないか
- エアコンの設定間違いがないか
- エアコンに【人感センサー】がついている場合は必ずOFFにする
エアコンの人感センサーはワンちゃんに反応せず危険なので我が家はずっとOFFにしています。
涼しい場所と暖かい場所の2箇所を用意しておく
エアコンを使っていたとしても場所によっては暑かったり、逆に冷えすぎたりすることがあります。
そのため我が家では、ジェルマットや凍らせたペットボトルにタオルを巻いたもの(安全な保冷剤など)を置いて暑さ対策をし、違う場所にベッドや毛布を置いて寒い時にはそっちに移動できるようにしています。
愛犬が好きな温度帯を選べる状況にしているということですね。
エアコンを同じ温度設定にしていても、日によってある程度体感温度は変わってしまうのはどうしようもないところ。
涼しい場所と暖かい場所をそれぞれ用意するのはお留守番対策としてはわりと重要な要素です。
飲み水が減っていないかチェック
飲み水が減っていないかのチェックも必ずします。
水が汚れていないかや、愛犬の毛が入っていないかなども確認しています。
ボトル(ノズル)式の吸水器のみを使用している場合、詰まり等で出てこなくなった場合のことも考えて、ボウルに入れた水も用意してあげましょう。
水は新鮮なものをたっぷりと入れておいてあげましょう。
トイレを清潔にしておく
我が家では室内のトイレシーツを使用していて、トイレシーツが汚れていると愛犬がトイレで用を足してくれなくなります。
足濡れが嫌で失敗したり我慢してしまうことがあるんです。
そのため出かける前にトイレシーツが汚れていれば必ず新しいものと交換しています。
人間と一緒でワンちゃんも汚いトイレは嫌がることが多いです。
少しでも快適なお留守番ができるようにトイレシーツがキレイかの確認もしておきましょう。
イタズラ防止と危ないものがないかのチェック
我が家の愛犬はそこまでイタズラをするタイプではありませんが念のため、イタズラができてしまうような物は愛犬のスペースから出しています。
イタズラの例
- 洗濯物をぐしゃぐしゃにする
- リモコンや電化製品を噛む
- コードをかじる
- 紙やティッシュを破る、食べる
- ワンちゃんの食べ物を盗み食いする
ワンちゃんのケガ防止のためにもお出かけ前のイタズラ防止対策はやっておいた方が安心です。
イタズラ防止策
- コード類にカバーを取り付ける
- 行ってほしくない場所にはペットフェンスを設置する
- ワンちゃんが飲み込んでしまいそうな物は置かない
- ポメラニアンのような小型犬の場合はソファー等の高い場所に登れないようにしておく
ペットフェンスは高さが低いと、身長が高かったりジャンプ力がある子は飛び越えてしまうことがあります。また、力のある子だと軽いフェンスはズレたり倒れたりしてしまうので、購入する際は愛犬の身体能力に見合ったフェンスを購入してあげてください。
鋭利な物が落ちていないかのチェックもしておきましょう。
愛犬の留守番中はケージに入れないでスペースを広く取っている
一般的にワンちゃんのお留守番はケージに入れておいた方が良いと言われることも多いです。
ただ我が家ではケージに入れたままだと逆にストレスになってしまうみたいなので、ケージの扉は開けた状態でリビング内を自由に動けるようにしています。
リビング内にはペットフェンスを設置してコードや電化製品等には触れられないように対策しています。
暑い時や寒い時にリビングから離れられるよう、リビングのドアを開けて廊下にも行けるようにしていますよ。
留守番中にワンちゃんをケージに入れっぱなしにするのはデメリットもあるので注意が必要です。
ケージに入れっぱなしのデメリット
- 長時間狭い場所に閉じ込められるというストレス
- 噛み癖や吠える癖などの行動問題を起こす可能性
- ケージにトイレがない場合に排泄できない
- 自由に動けない分、どうしても運動量が落ちる
もちろんケージを開放することで危ないことが起こる可能性も0ではありませんが、そこは対策を徹底して留守番中は自由に快適に過ごさせてあげるのもアリなのかなと個人的には感じています。
実際に我が家では留守番中に自由にさせてケガなどのトラブルはありません。
愛犬のストレスも緩和されているように感じます。
愛犬は留守番中は寝てばかりで暇そうにしていることが多い
外出中にペットカメラをチェックしていると愛犬はお留守番をしているときは寝てばかりで暇そうに退屈そうにしていることがほとんどです。
もちろんワンちゃんの性格によってはお留守番中でも自分で遊びを探したり、孤独感にストレスを感じにくいこともあります。
ただ一般的にワンちゃんは夜行性ということもあって昼間やお留守番中は寝ていることが多い印象です。
留守番中に暇そうにしているのがどうしても気になる場合は、以下のことを試してみるといいでしょう。
- 外出前にお散歩をしてあえて疲れてもらう
- 愛犬が遊べるおもちゃや脳トレ用のパズルトイを置いてあげる
- ワンちゃん用の音楽をかけておく
「ワンちゃん用の音楽って本当に効果あるの?」と以前は思っていましたが、リラックス効果やストレスレベルが下がるという報告があるそうです。
実際に愛犬の留守番のストレスを和らげる目的で音楽をかけて外出したことはあります。ただはっきりと効果がわかるものではないのでぶっちゃけ効果があるのかはわかりませんでした。
一応、外からの雑音を遮るだけでも意味はあるのかななんて思ったり。
気休め程度ですがラジオ感覚で小さめの音を流し続けてあげるというのは試しにやってみるのはアリですね。
留守番から帰ってきた時はすぐに愛犬の相手をしている(基本はダメ)
基本的には帰宅後すぐに愛犬をかまってはいけないと言われています。
帰宅直後に愛犬をかまってはいけない理由
- 帰宅時に興奮している場合、より興奮が増す可能性があるため
- 愛犬の留守番に対する寂しさを増幅させる可能性があるため
- 帰宅後に吠えるなどの問題行動をしている場合、吠えるのが良いことだと思われないようにするため
帰宅直後のワンちゃんへの対応として正しいのは、愛犬が落ち着くまで5分〜10分程度は相手をしない、愛犬が喜んで駆け寄ってきても一切構わないという感じです。
帰宅直後の対応としてどのサイトを見ても大体上のような内容が書かれています。
ただ正直、我が家では帰宅直後から愛犬をかまいまくっています。
その理由は飼い主がはやく愛犬と遊びたくて我慢できないから。(愛犬より我慢ができないのか)
せっかく愛犬が「やっと帰ってきた!」と言わんばかりのお出迎えをしてくれているのに、それを完全に無視してやり過ごすことが私にはどうしてもできません。
基本的にはきっちりとした飼育をしているつもりですが、帰宅直後の愛犬への対応に関してはデメリットを理解した上で、感情を優先しています。
「責任を取れ」と言われる可能性を考えると大きい声では言えませんが、もし私と同じように「帰宅直後に無視なんてできないよ!」と感じている人は思い切って帰宅直後からかまってみるのも良いかもしれません。
ポメラニアンのお留守番Q&A
どれくらいの時間お留守番できますか?
お留守番ができる時間は個体差がありますが、成犬で最大8時間程度が一般的です。ただし、子犬やシニア犬はトイレやケアが必要なため、短い時間から始めることが重要です。
ポメラニアンはお留守番のストレスを感じやすい犬種ですか?
社交的で飼い主への忠誠心が強くなりがちなポメラニアンは、一人でいることに不安を感じることがあるので、留守番のストレスを感じやすい犬種と言えます。
お留守番中に問題行動をする場合どう対処すればいいですか?
お留守番中に問題行動をする場合、以下の対処法を考えてみましょう。
- しつけトレーニングをする
- 愛犬が落ち着く環境作りをもう一度考えてみる
- お留守番前に散歩などの運動をさせて飼い主の外出中は寝てもらう
- おもちゃや脳トレパズルを渡して退屈さを軽減してあげる
1日お留守番になる場合はどうすればいい?
丸一日お留守番になる場合は万が一のこともあるので、必ず他の人に愛犬のお世話を任せるようにしてください。
愛犬のお世話をしてもらう例
- ペットシッター
- ペットホテル
- 信頼できる家族や知人にお願いする
家族や知人にお願いする場合に相手の家でお世話をしてもらうこともあるかもしれません。その場合は、
- エアコンをつけっぱなしにして大丈夫か
- 愛犬が快適に過ごせるスペースがあるか
- 他にペットを飼っていないか
など、確認の連絡を事前に取っておくことも重要です。
お留守番中に外の音が愛犬に影響を与えることがありますか?
ワンちゃんは外部の音や刺激に敏感です。
愛犬がお留守番をしている時は余計に音に敏感になりがちです。
特に工事などの騒々しい音やインターホンの音など、不意に鳴る音には不安を感じてワンワン吠え続けてしまうこともあります。
【実体験】ポメラニアンがインターホンで吠えるのをやめさせる方法
外からの騒音はどうにもならないところもありますが、可能な限り静かな場所を選んであげましょう。
お留守番中にワンちゃん同士の問題が起こることはありますか?
複数のワンちゃんが一緒にお留守番する場合、ワンちゃん同士の関係によってはトラブルが起こることがあります。
仲が悪い場合は、ストレスや争いが生じる可能性があるため、柵などによってお互いのスペースを切り分けるようにしてください。
愛犬の留守番中に部屋が真っ暗になっても大丈夫ですか?
結論、問題ありません。
ワンちゃんは元々夜行性の動物なので暗くても問題なく生活することが可能です。ただ明るいところから急に真っ暗になるとストレスを感じる可能性があるので、明るさはできる限りゆっくり変化させてあげましょう。
あなたは愛犬のことをちゃんと考えてあげられる人
いきなりですがあなたは愛犬のことをちゃんと考えてあげられる人です。
なかにはワンちゃんの留守番のことを何も考えない人もいますからね。
長い文章でしたがここまで読んで「ああしよう」「こうしよう」「でもやっぱりなあ」と色々悩んでなんとかしてあげようという気持ちはきっと愛犬にも届いているはず。
今よりも愛犬はもちろん、飼い主であるあなたにとってもお留守番の悩みが少しでも和らいでいれば幸いです。