我が家は賃貸に住んでいて、リビングと和室にはエアコンがありますが、洋室には構造上どうしても取り付けることができません。しかもその洋室が、私と愛犬が普段くつろいでいる部屋。
愛犬はエアコンが効いている涼しいリビングよりも私のいる洋室の方が好きみたいで、わざわざ暑い部屋までやって来てのんびりくつろいでしまうんです。
そんな愛犬のために、
- リビングのエアコンのドアを開けっぱなしにして、
- サーキュレーターで洋室へ冷気を送ったり、
- 犬用の冷却マットを複数敷いたりして、
なんとか暑さ対策をしていました。
でも、どうしても部屋全体の「モワッと感」が取れません。私自身も暑いし、何より、わざわざ暑い部屋に来てくれる愛犬に申し訳ない気持ちになってきて、「これはもう、窓用エアコンを導入するしかない!」と決心。結果的に、これが大正解でした。

窓用エアコンがこんなに高性能なことを知らなかったので、あまりの快適さに良い意味でビックリしています!笑
本記事では、実際に窓用エアコンを使ってみてわかったメリット・デメリット、温度変化や稼働音のリアルな口コミ、電気代の目安まで詳しくご紹介します。
※私が買った窓用エアコンはCORONA(コロナ)CW-16A4(WS)というモデルです。
実際に窓用エアコンを使って感じたメリットデメリット

実際に窓用エアコンを使ってみて感じたメリット・デメリットを本音で紹介します。
メリット

あんなに暑かった部屋が一気に快適になった

買ってよかった理由No.1!
ここで紹介する「あんなに暑かった部屋が一気に快適になった」ことが圧倒的1番のメリットです。なんなら後で紹介するデメリットも余裕で帳消しにできるほどです。シンプルな理由ではありますが、部屋が快適になることがこんなに嬉しいものなんだと実際に使ってみて実感しています。
窓用エアコンを使ってみて最初に思ったのは、「快適すぎる!」「もっと早く買えばよかった!」という気持ちでした。
冒頭の繰り返しになりますが、それまでの私の部屋は夏になるととにかく空気がこもって、サーキュレーターを回しても、冷却マットを敷いても、どこかモワッとした暑さが残っていました。

でも、窓用エアコンを設置したその日から、部屋の空気がガラッと変わったんです。

体感的に温度計以上のモワッとした暑さで充満していたのが↓

23℃設定にして20分後にはちゃんと23℃前後をキープするようになり、あっという間に極楽な部屋になりました笑
「窓用エアコンってホントに効果あるのかな」と正直不安でしたが、一般的な壁掛けエアコンと変わらないレベルの冷却効果があって、「すごい!窓用エアコンすごいぞー!」と思わず顔がパアッと明るくなるくらい嬉しかったです。
そして何より嬉しかったのは、愛犬の様子。
これまでは暑い部屋でも私のそばにいたいのか、少しハァハァしながら頑張ってついてきてくれていた愛犬が、今では涼しい部屋でゴロンとお腹を出して気持ちよさそうに寝ているんです。

気持ちよさそうにウトウトしている愛犬が可愛すぎてもうたまりません(親バカ)
自分自身も「やっと涼しい部屋で快適に過ごせるようになった」と思えて、ホントのホントに窓用エアコンは買って良かったものだなとしみじみ感じています。
工事なしで設置できる

窓用エアコンのもう一つのメリットは、専門業者による工事が不要なこと。

ちょっと前までは「窓用エアコン」といっても、設置の際に工事が必要なこともあり、導入のハードルが高かったみたいです。
ちなみに組み立て説明書を見ても基本チンプンカンプンな私はYouTubeを見てその通りに設置しました。(もはや説明書は読む気にもならないタイプです笑)
\設置の参考にしたYouTube/
何より「工事費がかからない」というのはかなり大きな節約です。

本体代自体は高いですが、初期費用も抑えられますし、一昔前に比べて導入しやすくなっていると思います。
デメリット

コンプレッサー作動時は音が大きめ

実際に使ってみて感じたこととして、コンプレッサーが作動している間は音が大きめです。

人によっては「うるさい」と感じてしまうかもしれません。
とくに冷房がフル稼働しているときは、「ブーン」という低音が部屋全体に響くような感覚があります。
\コンプレッサー作動時の音/

イヤホンで聞いたほうがわかりやすいです。
\コンプレッサー停止時の音/

コンプレッサーが止まっているときはめちゃくちゃ静かなんですけどね。
これは窓用エアコンの構造上、ある程度仕方のないポイントでもあります。室外機と室内機が一体になっているので、どうしても運転音が室内に伝わりやすいんですよね。

コンプレッサーはオン・オフを自動で繰り返すのでずっと鳴り続けるわけではありません。
また、コンプレッサーが止まる時に「ガコッ」という音がなるのも気になったポイントではあります。(最初は少し気になったものの、ある程度使っていると慣れてくるレベルではありましたが)
音に敏感な人や、寝るときは絶対静かな環境じゃなきゃダメな人には窓用エアコンは少し厳しいかもしれません。

個人的にはこの快適さを得られるなら、この程度の音は許容範囲でした。
暖房機能がない

今回購入した窓用エアコンには、暖房機能はついていません。つまり、使えるのは夏の冷房目的のみ。
冬場に部屋を温めたいと思ってもこれ1台では対応できないので、その点は注意が必要です。
最近は冷暖房どちらにも対応している窓用エアコンも出てきていますが、
- 価格が高めだったり
- サイズが大きかったり
することもあるので、購入前に「冷房専用か、冷暖房対応か」はしっかり確認しておくのがオススメです。
冬場の我が家の場合、
- 私は着込んで布団をかぶるだけで大丈夫
- 愛犬も暖かくて分厚い毛布を敷いてあげたら大丈夫
なので、冷房専用タイプでも特に問題ありませんでしたが、「1年中使いたい」と考えている方には冷暖房タイプが向いているかもしれません。
ただ、「冷房だけでいい!」という人にとっては、
- 価格も抑えられ
- 設置も簡単な
冷房専用モデルは非常にコスパの良い選択だと思います。

ちなみに今回紹介している窓用エアコンは日本製です。
女性一人で設置するのは重すぎて無理だった

窓用エアコンは「工事不要」と聞くと、「自分ひとりでも簡単に取り付けられるかも!」と思いがちですが、実際にやってみると、女性一人で設置するのは無理でした。(重い作業は旦那にやってもらいました)

私は窓の高さまで持ち上げることすらできませんでした。
本体の重さは21.5kgなので「なんとか持てるかな」と思っていましたが、
- 窓用エアコン本体のサイズが大きい
- 持ち手がない
といった持ちにくさもあいまって、持ち上げて取付作業をするのは厳しかったです。
本体を持ってしっかり押さえながら設置するには、
- 二人でやる
- 男性に任せる
といった方法を取ることをオススメします。

安全面でも、できれば誰かに手伝ってもらった方が安心です。
窓用エアコン自体の値段が高い

正直窓用エアコンは高いです。私が購入したモデルは5万円以上。
冷房機能だけでこの価格…と最初は迷いました。

今の時代、物価もどんどん上がっていて、何を買うにも「本当に必要かどうか」を考えてしまいますよね。
その中で5万円という金額は、やっぱり簡単にポンと出せる金額ではありませんでした。でも、あの暑い部屋の中でハァハァしながら過ごしていた愛犬の姿を思い出すと、「やっぱり、快適な環境を整えてあげたい」と思えたんです。
自分自身の体調にも関わってくることを考えたら、もはや“ぜいたく品”ではなく“必要な生活設備”だと今は感じています。

出費は痛かったですが、得られる快適さと安心感はそれ以上でした。
窓用エアコンの電気代

私が使っているのは、CORONA(コロナ)の窓用エアコン CW-16A4(WS)というモデルで、この電気代は以下の通りです。
CW-16A4の消費電力

- 電気代の目安:約17〜21円/1時間あたり(電気料金目安単価31円/kWhで計算)
- 冷房能力:1.6kW
- 消費電力:545W(50Hz)/625W(60Hz)
1日の使用時間ごとの電気代(目安)

使用時間 | 1日あたり | 1ヶ月(30日)あたり |
---|---|---|
4時間 | 約68〜84円 | 約2,100〜2,520円 |
6時間 | 約102〜126円 | 約3,060〜3,780円 |
8時間 | 約136〜168円 | 約4,080〜5,040円 |
12時間 | 約204〜252円 | 約6,120〜7,560円 |
24時間 | 約408〜504円 | 約12,240〜15,120円 |
私の場合、主に昼から次の日の朝までの使用が多く、1ヶ月の電気代はだいたい8,000円〜9,000円です。
元々はエアコンのあるリビングからエアコンが取り付けられない自分の部屋まで風を送るというめちゃくちゃ効率の悪い方法をとっていたので、窓用エアコンを使っても1ヶ月の電気代はほぼ変わりませんでした。

電気代が高いのは事実ですが、最近は特に暑くて「もうこれは生活に必要なお金だ」と割り切っています。
私が買った窓用エアコンの最安値

私が買ったCORONA(コロナ)の窓用エアコン CW-16A4(WS)のモデルの最安値は、楽天の4万6,800円でした。

私はAmazonで買いましたが、「楽天だとこんなに安かったのかあー!」てなりました笑
窓用エアコンQ&A

サイズはどのくらい?
本体サイズは幅33.5×奥行24×高さ75cmです。


実際に測ってみると「あれ?なんかサイズちょっと小さくない?」と思いましたが、よく見てみると金具の部分があり、それを加味するとサイズ通りになっていました。


設置条件は?

- 取り付け可能窓サイズは高さ77~140cm(140cmを超える場合は別売りのテラス窓用取付枠を買えば対応可能)
- 窓が47cm以上開くこと
- 窓の立ち上がりが10mm以上あること(10mm以下の場合は付属品の補助金具を取り付ければ設置可能)
- プッシュ式の窓には据え付け不可
- 特殊な窓には取付けできない場合あり
設置条件は複数ありますが、日本の一般的な窓サイズであればだいたい設置可能です。

そもそも窓用エアコンの設置条件が厳しいと、クレームだらけになるというか買う人がいなくなりますからね。
女性1人でも設置できる?

女性1人での設置はかなり厳しいと思います。

実際に私は窓用エアコンが重すぎて1人で設置することができませんでした。
2人で設置するか、男性に頼むのがオススメです。
設置にどのくらい時間がかかる?

結論、窓用エアコンの設置は1時間以上かかりました笑

思ったよりカンタンで10分くらいで終わりました!なんて言えたらカッコいいですし、購入のハードルも下がったかもしれませんが、ウソはダメですよね笑
我が家ではこういった説明書を読んで組み立てる系が大の苦手分野なので正直大変でした。
ただ、組み立て途中で「YouTubeに組み立て動画ないかなあ」と探していたら、アップしてくれている人がいたので大いに参考にさせていただきました。

役に立つ情報を発信してくれている人に感謝です。
今回紹介している窓用エアコンはこんな人にオススメ

- 部屋が暑くてツライ人
- 壁掛けエアコンが取り付けられない部屋で過ごしている人
- 初期費用を抑えつつエアコンを導入したい人
- 窓用エアコンを使用していないときは窓を開閉できるようにしたい人
- 暖房機能がいらないので、その分安く買いたい人
- 日本製の窓用エアコンを選びたい人
- 初めて窓用エアコンを導入しようと考えている人
こういった人なら今回紹介している窓用エアコンを買っても後悔しないはずです。
私は初めて窓用エアコンを買いましたが、ヘタに安くてよくわからないブランドのモノを選ぶより、
- 値段は高いけど
- ちゃんと部屋が冷えて
- 安心して使える
モノを選んで本当に良かったと思っています。
窓用エアコンは快適すぎる!

最初は「窓用エアコンって本当に効果あるのかな。値段も高いしなあ。」とネガティブな感情がありましたが、実際に使ってみると、あんなに暑かった部屋がウソのように快適になりました。

私自身が快適に過ごせるのはもちろん、愛犬も気持ちよさそうにくつろいでいる姿を見て、本当に嬉しくなりました。
値段だけ見ると決して安くはない買い物ですが、「もっと早く買っておけばよかった」と思うほど本当に買って良かったと感じています。

窓用エアコンを買おうか迷っている人はぜひ試してみてくださいね。
